作業効率アップ!記事作成や校正・編集に役立つツールと使い分け

記事作成・校正ツールの工程別の使い分け。候補はツールで、事実は人が確認

この記事の要点

  • Webライティングに必要なスキルがわかる
  • 記事作成の基本的なステップがわかる
  • 記事作成の工程に合うツールがわかる

記事を作成するにあたって、思いついた文章をそのまま文字にしてしまうと独りよがりのわけのわからない文章になってしまいます。

とはいえ、思い浮かんだ文章を文字にしなければ記事を書くことはできませんよね。

Webライティングは、記事を書いてナンボなので、作業効率を上げて記事を書かないといけません。

そんなときに役立つのが記事作成をサポートしてくれるツールです。

記事作成ツールを上手く活用することで、調査や校正の手間を減らし、内容の確認に時間を使いやすくなります。

今回は、記事作成のステップに合わせて、記事作成に役立つツールを紹介していきます。
なお、掲載情報は2026年10月現在のものです。

キーワード選定ツール

検索からのアクセスを集められる記事を書くために、キーワード選定は重要です。

公開した記事へのアクセスには、検索エンジンからの流入のほか、SNSや他サイトからの紹介などがあります。検索から読者に見つけてもらうには、どのような言葉で調べているかを知ることが大切です。

検索回数の多いキーワードは、ライバルも多くてなかなか上位表示できない可能性もあります。2つ以上の複合キーワードにも注目し、検索回数だけでなく、読者が知りたい内容に答えられるかを考えましょう。

以下で紹介するキーワード選定をサポートしてくれるツールを使って、記事の企画に役立てましょう!

ラッコキーワード(旧・関連キーワード取得ツール)

ラッコキーワード(旧・関連キーワード取得ツール)の公式サイト
出典:公式サイト

ラッコキーワード

サジェストキーワードを取得できるツール(サイト)で、「Yahoo!知恵袋」に投稿された質問も調べることが可能です。

基本機能は無料プランでも利用できますが、利用量に上限があります。月間検索数などを調べる機能は有料です。利用条件は公式の無料範囲の説明で確認できます。

有料のライト以上のプランでは、MCPという連携の仕組みを使って、ChatGPTやClaudeなどのAIからラッコキーワードのデータを取得できます。エントリープランは有料ですが、MCP連携の対象外です。

例えば、関連する検索語を集めて検索意図ごとに分類したり、検索上位の記事の見出しを比較したりする作業に使えます。調査結果をもとに、どんな疑問に答える記事を書くかをAIと相談しやすくなります。

利用には接続設定が必要で、MCP経由のクレジット消費量はWeb画面からの利用と異なります。対応するAIや設定方法は公式のAI連携ガイド、対象プランは料金プランで確認できます。

キーワードプランナー(Google広告)

キーワードプランナー(Google広告)の公式サイト
出典:公式サイト

キーワードプランナー

Googleに広告を出稿するユーザーのために、Googleが提供しているキーワード選定ツールで、任意のキーワードから関連する新しいキーワード候補を見つけたり、月間検索ボリュームの目安や広告の入札単価を調べたりすることが可能です。

基本的にGoogle広告へ広告を出すためのキーワード選定ツールであるため、Google広告アカウントが必要です。公式ヘルプでは、キーワード候補などの基本機能の利用には、支払い情報を含むアカウント設定の完了が必要と説明されています。

文書作成ツール

キーワードが選定できたら、キーワードを意識しながら文章を書いていきますが、読者が知りたいことに合わせて、伝える順序を考える必要があります。

記事を書くことに慣れてくれば、文章の流れを考えやすくなりますが、ツールを使うことで、構成案を比較したり、下書きを整理したりできます。

AIで構成案・下書きを比較する

現在は、社内で利用が認められた生成AIに構成案を出してもらう方法もあります。キーワードだけを渡すのではなく、誰のどんな疑問に答える記事なのかを一緒に伝えます。

構成案の指示例:
企業ブログで「記事を公開する前の確認手順」を説明します。読者は初めて更新を担当する人です。確認漏れを防ぐための見出し案を2案出し、違いを説明してください。出典が必要な項目は明示し、未確認の数値や事例は作らないでください。

候補を比べて見出しを決めたら、手元の資料をもとに下書きを作ります。AIの出力に製品名・料金・機能・引用が含まれていた場合は、公式情報や原典と照らし合わせてください。

コピー・ペーストチェックツール

記事を書いていると無意識のうちに参考にした記事に似かよってしまうことがあります。
参考記事の言い回しを置き換えるだけにならないよう、自分の記事に必要な情報や出典を確認しましょう。

Googleは重複するページの中から、さまざまな情報をもとに代表となるページを選びます。先に公開しただけで必ず選ばれるわけではありません。記事の確認では、内容や表現が参考資料に近づきすぎていないかも見ておきましょう。

そんなときに、役立つのが次に紹介するツールです。

こぴらん

こぴらんの公式サイト
出典:公式サイト

こぴらん

Web上のフォームに文章を貼り付けてコピペチェックができるツールで、無料で簡単に使えるのが特徴です。

チェックできる最大文字数は4,000文字です。入力した文章を短い文に分け、Web上に同じ文がないかを調べます。ただし簡易的なチェックのため、すべての類似箇所を検出できるわけではありません。結果に表示されたページを開き、人の目でも確認しましょう。

chiyo-co(旧サービス名「影武者」)

chiyo-co(旧サービス名「影武者」)の公式サイト
出典:公式サイト

chiyo-co

こちらのツールは、登録初月に10カウント分を無料で試せます。1,000文字につき1カウントを消費し、類似チェックを併用すると消費数は2倍になります。有料プランは月額4,400円(税込)からです。

書いた記事がWeb上のコンテンツと類似しているかどうか、外注した記事がWeb上の記事からコピーされたものではないかどうかを確認する際に役立ちます。判定結果だけで盗用の有無を決めず、該当箇所を確認することが大切です。

無料枠では詳細URLの表示などに制限があるため、料金・機能の比較も確認しましょう。ここでは使い分けの概要を扱い、実際の結果は元ページと照合します。

文書解析ツール

最後に紹介するツールは、記事がどのような単語から構成されているか、どのようなキーワードや文から構成されているかなどを分析できるツールや、正しい文書表現や漢字・ひらがななどの統一表記をチェックすることができるツールです。

文書を細かく解析することで、どのようなことが書かれていて、何が重要なのかも見えてきます。
文章の傾向を分析するツールと、誤字脱字を確認する校正ツールは役割が異なります。目的に合うものを選び、公開前にこのようなツールで自分の記事をチェックするようにしましょう。

KH Coder

KH Coderの公式サイト
出典:公式サイト

KH Coder

無料版も用意されている文書解析ツールで、日本語はもちろん、英語やフランス語、中国語など13言語に対応して、論文や小説を統計的に分析できるため、世界中のさまざまな研究者から利用されているツールです。

現行のKH Coder 5には有料版があります。無料のWindows向けStarting Editionにはデータや機能の制限があるため、配布ページで用途に合う版を確認してください。分析時のネット接続は不要です。

かなり詳細な分析ができるので、自分が書いた文章がどのような構成になっているか分析してみるとおもしろいかもしれません。

Just Right!7 Pro

Just Right!7 Proの公式サイト
出典:公式サイト

Just Right!7 Pro

日本のワープロソフトで有名な「一太郎」をリリースしているジャストシステムが販売しているツールで、高度な日本語処理技術を活用し、誤字脱字や表記ゆれなどを厳しくチェックしてくれます。

校正用辞書ユーティリティーで独自のルールを追加していけるので、使えば使うほど文書校正のクオリティが上がっていきます。

誤字脱字や表記ゆれを意識して記事を書いたとしても、どこかでミスをしているものなので、このツールで書いた文章をチェックすれば、誤字脱字や表記ゆれの見落としを減らせます。文意や事実関係は人が確認しましょう。

PCにインストールして使う有料ソフトで、個人向けと法人向けでは購入条件が異なります。法人向けには30日間の無料体験版があります。価格・購入条件を確かめてから選びましょう。

公開前はツールの指摘と事実確認を分ける

企画では検索語を調べ、下書きでは構成を考え、公開前には類似表現や表記ゆれを確認します。一つのツールで全部を済ませようとせず、作業の工程に合わせて使い分けると、確認する内容がはっきりします。

AIを表記チェックの補助に使う場合も、全文を書き直させる必要はありません。直したい範囲を絞り、候補と理由だけを出してもらう方法があります。

表記チェックの指示例:
次の原稿の誤字脱字と表記ゆれだけを挙げ、原文・修正候補・理由を並べてください。文章全体は書き直さず、判断できない箇所は要確認としてください。製品名・数値・引用の正しさは断定しないでください。

最後に担当者が、数値・料金・提供状況・引用元・リンク先を確認します。校正ツールやAIが指摘しなかったことを、内容が正しい証拠にはしないでください。

未公開原稿を送る前に利用条件を確認する

ブラウザー型のチェックツールや生成AIには、入力内容をサービス側へ送るものがあります。未公開の商品情報、顧客名、個人情報を含む原稿は、そのまま貼り付けず、社内ルールとサービスの利用条件を確認します。

例えばラッコのプライバシーポリシーは入力内容や操作履歴を取得項目に含めています。chiyo-coの利用規約にも原稿の利用範囲が定められています。

「AIの学習に使わない」と「外部に送信しない」は別の条件です。保存期間や利用範囲が分からないツールでは、まず機密情報を含まない短い文章で使い方を確かめましょう。

まとめ

Webライティングには、キーワード選定、文章構成、ライティングスキルが必要で、記事を書くためのそれぞれのステップをサポートするツールについて紹介してきましたが、使えそうなツールはありましたか?

あくまでツールは記事のライティングの作業効率を上げるためのものですので、ツールだけでアクセスを集められるわけではありません。

アクセスを集められるキーワードを選定し、そのキーワードの検索者に対して的確な答えを返す記事を書くことは大切です。ただし、検索順位はさまざまな要因で決まるため、上位表示が保証されるわけではありません。

大切なことは、たくさんの記事を書いて、表現の引き出しを増やし、読者に違和感やストレスを感じさせず、検索意図にあった記事を提供することです。

今回紹介したツールは、世の中にあるたくさんの記事作成ツールの一部でしかありませんが、作業内容や利用条件に合うものを選ぶことが大切です。

ぜひ一度使ってみて、お気に入りのツールを見つけてください。