記事の質を高める校正・校閲のポイント|それぞれの違いと校正記号をくわしく解説
この記事からわかること
- 校正と校閲の違いがわかるようになる
- 校正・校閲で確認すべき点が理解できる
- 校正・校閲で押さえておきたいポイントがわかる
- これだけは覚えておきたい校正記号がわかる
「校正・校閲の意味がよくわかっていない」
「校正・校閲のポイントが知りたい」
「どうすれば、効率的に校正・校閲を行える?」
など、校正・校閲でどうすればいいのかはじめは悩む方も少なくありません。
校正・校閲は記事の質を高めるためには、必ず欠かせない作業です。
しかし、校正・校閲の方法がしっかり理解できていない場合、ユーザーにとって有益な文章には仕上がりません。
記事の質を高めるための、校正・校閲で必ず確認すべきポイントや、正しい作業方法をご紹介させていただきます。
このページを読めば、あなたも校正・校閲を深く理解でき、質の高い記事に仕上げられるようになるでしょう。
目次
校正と校閲の違いとは?
校正と校閲の違いを理解できているでしょうか?正しく理解していればしっかりと使い分けることができます。
校正とは、原稿を目で見て誤字や脱字などの誤りを修正することです。
校閲とは、原稿を読んで内容の事実関係の正誤を確認することです。
校正・校閲で確認するべき点7つ
校正・校閲を行う際に確認すべきことを7つご紹介します。
数字・固有名詞が間違っていないか
文章に数字や固有名詞を使うことは頻繁にあるでしょう。
数字の場合は、日付や統計の数値など絶対に間違いがないようにしてください。
また、数字の単位が合っているかどうかに加え、表記が統一されているかなども確認する必要があります。
固有名詞は人の名前・企業名・商品名など、間違ってしまうとユーザーに全く伝わらない可能性があるため、絶対に間違ってはいけません。
数字・固有名詞が間違っていると、ユーザーに信憑性のない文章であると認識されてしまう可能性があります。
文章に一貫性があり表記ゆれしていないか
一貫性のない文章の場合、ユーザーに不信感を与えてしまう可能性があります。
そのため、一貫性のある表現や表記を使った文章にする必要があります。
例えば、「蕎麦」という単語を用いて文章を書いていたとします。
文章の中に「蕎麦」「そば」「ソバ」といった様々な蕎麦の表記がされているとします。
こういった表記に一貫性のない現象を「表記ゆれ」といいます。
どれか一つの表記に統一しましょう。
表記ゆれ一覧のチェックができるGoogle Chrome拡張機能
表記ゆれを確認したいときに使える便利な「文章校正と表記ゆれチェックツール」という拡張機能がGoogle Chromeには備わっています。
300個以上の「よくある表記ゆれ一覧」をワンクリックでチェックすることができます。
同じ単語を多用していないか
一文の中に何度も同じ単語を使用していると、ユーザーに読みにくい印象を与えてしまう可能性があります。
例えば、「私は初めて蕎麦を食べたのだが、蕎麦が美味しくて、蕎麦の麺がとても気に入った」という文章があるとします。
一文の中に何度も「蕎麦」を多用しているため、文章が不自然になっており、読みにくい印象を受けませんか。
では、この文章を「私は初めて蕎麦を食べたのだが、美味しくて麺がとても気に入った」と修正します。
一文の中に「蕎麦」は一度しか使用していませんが、内容が先ほどよりもわかりやすくなったのではないでしょうか。
既存サイトの文章のコピーとなっていないか
既存のサイトの文章をそのまま盗用した記事や「です・ます」などの文末のみを変えた文章で作成された記事などを、コピーコンテンツといいます。
コピーコンテンツは著作権侵害にあたり、場合によってはコピー元から損害賠償を請求されるような大きな問題に発展する可能性もあります。
こういった悪意のあるケースのほか、意図せずコピーコンテンツとなってしまうこともあります。
例えば、
- 他サイトとたまたま似た文章になってしまった
- 自社サイト内で以前作成した記事と重複した内容の記事になってしまった
などのケースが考えられます。
また、コピーコンテンツは著作権問題のほか、SEO(※)にも悪影響を与えます。
Googleにコピーコンテンツと判断されたページは検索結果に表示されなくなるといったペナルティを受けることになるのです。
これらの理由から、記事がコピーコンテンツになっていないかどうかのチェックは必須といえます。
インターネットの検索結果において上位を目指し、ユーザーへの露出を増やすことを目的とする。
簡単にコピーチェックができる便利なサイト
他のサイトから文章をコピーしていないかをチェックするのに便利なのが、「無料コピペチェックツール【CopyContentDetector】」です。
チェックしたい対象の文章を入力するだけで、コピーされているかどうかをパーセントで表してくれます。
数値が高い場合は、コピーの疑いがあるのでご注意ください。
一文が長すぎていないか
一文が長すぎる文章は、ユーザーに内容が正しく伝わらなかったり、読みにくいといった印象を与えてしまう可能性があります。
一文の長さは、40文字から50文字程度に抑えるようにしましょう。
さらに途中に、読点「、」を入れることで、ユーザーにとって読みやすい文章になります。
読点を多用しすぎても、文章のテンポがおかしくなってしまいますので、一文の中に読点は1つから2つ程度入れるようにしましょう。
事実確認がしっかりとれているか
事実確認がしっかりとれていない文章は、ユーザーからの信頼性を無くしてしまいます。
あやふやな情報で記載されている文章がある場合、事実確認をしっかりとり、その文章の根拠を記載するようにしましょう。
少しでも、わかりにくい・伝わりにくいと感じた文章は、しっかりと深掘りすることが大切です。
そうすれば、より良い文章になり、ユーザーにも伝わりやすい文章を作成できます。
こそあど言葉(指示語)が正しく使用されているか
こそあど言葉とは、代名詞(これ・それ・あれ・どれ)・形容動詞(こんな・そんな・あんな・どんな)・副詞(こう・そう・ああ・どう)・連体詞(この・その・あの・どの)の指示語をまとめた名称です。
こそあど言葉を間違って使用していると、日本語がおかしくなってしまうのでしっかりと確認しましょう。
正しいこそあど言葉の例文をご紹介するので参考にしてください。
・こそあど言葉「こ」の例文
「これは、売っていますか」
自身に近いものを指す際に使用されます。
・こそあど言葉「そ」の例文
「それは、売っていますか」
会話している相手の側にあるものを指します。
・こそあど言葉「あ」の例文
「あれは、売っていますか」
自身や会話相手から遠い場所にあるものを指します。
・こそあど言葉「ど」の例文
「どれが、売っていますか」
内容が不明瞭なものを指します。
また、こそあど言葉は便利ではありますが、多用するとわかりづらい文章の原因となります。
初めて記事を読む読者の目線で読んでみて、適切な頻度かどうかもチェックしましょう。
校正・校閲で押さえておきたい5つのポイント
校正・校閲で押さえておきたいポイントを5つご紹介します。
声に出して文章をチェックする
目で文章を追うだけでは、修正が必要な箇所を見逃してしまう可能性もあります。
しかし、声に出して文章を読んで確認することで、目視では気づかなかった点にも気づける可能性があります。
また、文章のリズムやテンポがわかりやすくなります。
プリントアウトして確認する
人にもよりますが、パソコンのディスプレイで文章を確認するよりも用紙にプリントアウトして確認した方が、修正点を見つけやすいという場合があります。
ディスプレイを見続けるよりも、プリントアウトした用紙で確認する方が目にかかる負担や集中力も変わってきます。
念のため、プリントアウトしてから確認も行うようにしましょう。
他の人にも確認してもらう
自分でしっかり確認が終わった後には、他の人にも一度文章を確認してもらいましょう。
自分だけで確認を終えても、見逃してしまっている箇所がある可能性があります。
また、自分では正しいと思っていた箇所でも、他の人からするとおかしな点がある場合もあります。
自分では、気づくことのなかった点や違う視点からアドバイスがもらえるかもしれません。
そのアドバイスを素直に受け入れて、吸収してすることで校正・校閲力がアップする一歩につながります。
少し時間をあけてから再度確認する
文章を書いた後や、一度確認が終わった後は、少し時間をあけてからもう一度文章を確認してみましょう。
時間をあけることで、また違った視点で文章を読むことができます。
時間をあける前には気づけなかった点も、時間をあけて確認すれば気づける場合があります。
チェック項目をしっかり作っておく
前もってこの箇所をチェックするという、項目リストを作成しておきましょう。
そうすれば、何を確認すればいいのかが一目瞭然になり、確認のミスを無くせます。
また、チェックリストを作ることで、どこまでチェックができたかなど、作業のスケジュールの確認にも繋がります。
これだけは覚えておきたい基礎的な校正記号7つ
押さえておきたい、基礎的な校正記号をご紹介します。
校正記号を記入する際には、基本的には赤ボールペンを使用しましょう。
文字を訂正する校正記号
1文字だけの訂正の場合には、訂正したい文字に斜め線「\」を引きます。
そして、空白のスペースまで引き出し線を引っ張り、訂正後の文字を記載します。
2文字以上の場合には、訂正したい文字の始まりと終わりに斜め線「\」を引き、斜め線を横線でつなぎます。
同様に、空いているスペースまで引き出し線を引っ張り、訂正後の文字を記載します。
文字を削除する校正記号
文字を削除して、空白を詰める場合は削除したい文字の始まりと終わりに斜め線「\」を引きます。
そして、引っ張り線を引き「トルツメ」と記載します。
文字を削除して、空白はそのままにする場合には、同様に斜め線と引っ張り線を引き「トルママ」と記載します。
文字を追加する校正記号
文字を追加したい場合には、追加する場所に「∧」を記載します。
引き出し線を引っ張り、文字を包むようにもう一本線を引きます。
その中に、追加したい文字を記載しましょう。
文字の順序を入れ変える校正記号
隣接する文字の順序を入れ替えたい場合には、「S」の形のように入れ替えたい文字を包みます。
隣接していない文字の順序を入れ替えたい場合には、対象の文字を丸で囲み、両方に矢印を書いて入れ替えを表します。
文章を改行する校正記号
文章を改行したい場合には、改行したい地点の文字の頭に「 」のようにカッコを記載します。
文章の改行を取り消す校正記号
文章の改行を取り消したい場合には、改行前の文字の後ろと、改行後の文字の先頭を曲線で引っ張り、繋げるようにします。
修正指示を取り消す校正記号
修正指示を取り消したい場合には、対象の引っ張り線に二重線を引きます。
そしてその横に、「イキ」と記載しましょう。
校正・校閲のまとめ
本記事では、校正・校閲について詳しくご紹介しました。
校正・校閲の確認を行う際には、数字・固有名詞が間違っていないか、文章が短く一貫性のあるものになっているか、事実確認がしっかりとれている内容かなど、気をつけるべき点がたくさんあります。
また、校正・校閲を行う際には声に出して文章を読んだり、他の人にも確認してもらったり、プリントアウトして確認するなど、的確に校正・校閲を行える方法をご紹介しました。
このページでご紹介した、校正・校閲の技術を生かせれば、必ず質の高い文章に仕上げられること間違いなしです。