AMP対応の無料・有料WordPressテーマ13選
この記事からわかること
- AMPとはなにか理解できる
- AMPに対応するメリットがわかる
- AMPに対応したWordPressのおすすめ無料テーマ8つと有料テーマ5つがわかる
WordPressでサイトを運営する際に、テーマ設定で「AMP」という言葉を一度は見たことがあるのではないでしょうか。
しかし、AMPがどういう役割を持ち、サイト運営にどういったメリットを与えるのか知らないという方も多いでしょう。
今回はAMPとはどういったものなのか知ると同時に、AMPに対応している無料テーマを紹介します。
この機会にAMPを学んでテーマの設定も行ってみましょう。
目次
AMPはモバイルウェブページを早く表示させる手法
AMP(Accelerated Mobile Pages)とは簡単に説明すると「モバイルページ(AMPに対応したサイト)を素早く表示させる手法」です。
このAMPはGoogleとTwitterの共同開発で行われており、通常のページを表示するよりも、素早く表示することが可能になっています。
そのため、ユーザーも満足してサイトを見ることができるということです。
なぜAMPで素早く表示させることが可能なのか
AMPの表示速度が早いのにはページの仕様が関わっているからです。
AMPは以下の要素で構成されています。
- HTML5(AMP HTML)
- CSS 3(Custom Styling)
- JavaScript (AMP JS)
- グローバル プロキシ キャッシュ (AMP Cache)
引用元:SEO HACKS・AMPの構成
https://www.seohacks.net/basic/terms/amp/
これらの仕様がAMPには必要で、この仕様にすることで画像の読み込みや文字の読み込みなど、モバイルページの高速表示を実現しています。
AMPであることのメリット
AMPにすることで生まれるメリットは2つあります。
- 上位表示の可能性が高まる
- 高速表示でユーザーが満足する
それぞれ見ていきましょう。
上位表示の可能性が高まる
必ずしも上位表示させるということはできませんが、高速表示することができるので、順位に少なからず影響してきます。
実際にGoogleがこのAMPを開発したということもあり、そのようなサイトは評価され順位を上げられる可能性もあります。
高速表示でユーザーが満足する
ユーザーはページ表示に3秒以上かかるとサイトを見ずに離脱してしまいます。
2秒以内であれば、離脱の可能性がグンと減りますが、3秒以上ともなると53%の確率でページを見ないようです。
そこで、AMPで高速表示することにより、ユーザーの満足度も上がりページを最後まで見てくれる可能性が高まるのです。
おすすめのAMP対応【無料テーマ】8選
サイトをAMP表示にさせるためにはAMPに対応したテーマを導入する必要があります。
しかし、全てのテーマがAMPに対応しているというわけではありません。
ここからは、新しくてAMPに対応したおすすめの無料テーマを8選ご紹介します。
Cocoon(コクーン)
Cocoonは全ての機能が無料ながら有料級のテーマとなっています。
AMPの対応はもちろん、AMPは通常のページと変わらないほどの表示なので、AMPにすると表示が崩れたと感じにくいでしょう。
その他にもスキン機能として簡単にサイトのデザイン変更ができたり、文字の装飾の種類が豊富だったりもします。
テーマの使い方がわからない、難しいと感じている方・初心者の方にはCocoonがおすすめです。
Cocoon公式サイト⇒https://wp-cocoon.com
LION MEDIA(ライオンメディア)
LION MEDIAはメディアサイト向けのテーマとなっており、TOP画面にピックアップ記事を並べることが可能です。
AMPにも対応しており、高速表示も実現できます。
また、SEO対策が行われており、余計なプラグインを利用することなく検索順位を上げてくれる手助けをしてくれるでしょう。
LION MEDIA公式サイト⇒http://lionmedia.fit-jp.com/
LION BLOG(ライオンブログ)
LION BLOGはLION MEDIAと同じ開発者が作成しています。
そのため、表示方法などの特徴などがそこまで変わりませんが、LION BLOGの方がシンプルで見やすいというメリットがあります。
また、AMPの設定に関しては、表示が崩れることなくTwitterやYouTubeなどの埋め込みの表示も可能です。
LION BLOG公式サイト⇒http://lionblog.fit-jp.com/
Sentry(セントリー)
SentryはAMPの対応はもちろん、収益化に適した広告の表示やSNSを利用して集客をするための機能などが備わっています。
また、エディタは実際のサイトで表示されるデザインとほとんど変わらないほどの見た目なので、プレビューを確認しながらという手間が省けるでしょう。
簡単に記事が書けてチェックも簡単にできるというテーマなので、時間にあまり余裕がないという方におすすめです。
Sentry公式サイト⇒https://ultimate-ez.com/sentry/
4536
4536はポートフォリオと言い、何か作品を並べて紹介したいという方におすすめのテーマです。
特に音楽や動画などに特化したテーマとなっています。ただ、ポートフォリオに特化したテーマとはいえ、普通に利用することも可能です。
SEO対策や表示スピードが高速といった点で、普通のテーマと変わりません。
4536公式サイト⇒https://4536.jp/
Luxeritas (ルクセリタス)
Luxeritasはシンプルで高速表示がメリットなテーマです。
高速表示にだけ特化しているわけではなく、機能も多く、SEO対策もしっかりと施されています。
また、簡単にデザインを変更できたり、カスタマイズ範囲が多かったりと初心者や上級者でも満足のいくテーマでしょう。
Luxeritas公式サイト⇒https://thk.kanzae.net/wp/
LIQUID AMP(リキッド)
LIQUID AMPは全ての表示がAMP表示になっているテーマです。
全ての表示がAMPに対応しているので、モバイルユーザーに対してとてもメリットのあるテーマとなっています。
なので、スマホユーザーメインのサイトにするという目標であればこのテーマがおすすめです。
ただし、全てのページをAMPに対応している分、プラグインを入れても動作しないというデメリットがあります。
LIQUID AMP公式サイト⇒https://lqd.jp/wp/liquid_amp.html
Simplicity2(シンプリシティー2)
Simplicity2はCocoonと開発者が同じですが、 Simplicity2の方がとてもシンプルで、余計な表示はさせたくないという方におすすめです。
Cocoonと開発者が同じなので、無料ながらも高機能・SEO対策もしっかりと施されています。
また、簡単に収益化することができたり、拡散するための機能なども備わっているので、収益・集客などにも向いているテーマです。
Simplicity2公式サイト⇒https://wp-simplicity.com/
おすすめのAMP対応【有料テーマ】5選
Godios.(ゴディオス)
Godios.はシンプルなテーマですが、TOPページ上部におすすめの記事などを表示できるので、読んでもらいたい記事を常に表示させることが可能です。
AMPの対応はもちろん、通常のページでも0秒に近い画面表示でユーザーの離脱を防ぎます。
その他にも、画像の容量が大きく読み込みが遅くならないようにLazy Loadというプラグインに対応していますし、この機能を簡単にON/OFFすることが可能です。
※こちらは、2020年の2月いっぱいで販売を終了することが発表されました。
Godios.公式サイト⇒https://godios.simmon.design/
WING(ウィング)
WINGはAMPに対応していることはもちろん、SEO対策がしっかりとされている上に、ブログだけに向いているというテーマではありません。
サイト型・会社のHP・お店のHPなど様々なサイト運営に対応できる万能なテーマとなっています。
また、1クリックでおしゃれかつ綺麗なサイトにできるので、初めて利用するという方に向いています。
サイト運営をする側だけでなく、ユーザーにとっても見やすいデザインになっているのでおすすめです。
WING公式サイト⇒https://the-money.net/wordpress_wing_affinger5_infotop/
THE THOR(ザ・トール)
THE THORはSEO対策にこだわっているテーマで、確実ではありませんが、このテーマを利用すると上位表示されやすいとされています。
そのため、集客・収益を行うサイトに仕上げたいという方におすすめのテーマです。
また、簡単におしゃれで利用しやすいサイトに仕上げることが可能なので、初心者の方でもすぐに慣れることができるでしょう。
ちなみに、THE THORの公式サイトでは表示スピードが国内最高水準と明言しているとおり、実際にサイト表示スピードが速いのでユーザーの離脱率も少なくなるでしょう。
THE THOR公式サイト⇒https://fit-theme.com/the-thor/
DIVER(ダイバー)
DIVERは企業に納品したことのある技術をWordPressに盛り込んだテーマです。
そのため、企業向けサイトに利用するのにおすすめのテーマとなっています。
また、SEO対策がしっかりと施されているため、集客・収益化にも優れています。
デザインはシンプルではありますが、シンプル過ぎないテーマなので、ついつい次の記事を読みたくなるようなテーマです。
そのため、ユーザーの回遊率も高いと公式サイトでも公言しています。
DIVER公式サイト⇒https://tan-taka.com/diver/
DigiPress
DigiPressはここで紹介した有料テーマの中では1番シンプルなテーマです。
シンプルではあるものの、洗礼されたおしゃれなデザインとなっているので、とことんデザインにこだわりたいと考えている方におすすめのテーマでしょう。
また、デザインへのこだわりだけでなく、表示スピードにもこだわっています。
AMPに対応することで高速表示も可能ですが、非同期通信を行うことで、普通のページでも高速表示が可能です。
DigiPress公式サイト⇒https://digipress.info/fresco/
まとめ
プラグインなどで対応させると表示が崩れたり、全てのページがAMPにならなかったりすることも多いです。
だからといって、AMP対応しないのももったいないでしょう。
スマホが普及する時代に今後もっとAMP対応の重要性が高まってきます。
AMP対応を簡単に行えるテーマは有料のものも多いですが、無料でも簡単にAMPに設定することは可能で、有料級に便利なテーマも現在ではたくさん揃っています。
また、AMP対応にすることで、検索順位を上げられる可能性もあるので、この機会にぜひAMP対応をサイトに施してみましょう。