OnenoteとEvernote比較まとめ

この記事の要点

  • 階層構造でメモを作成し、きっちり情報整理をするのがOneNote
  • 階層構造を気にせずメモをため込めるEvernote
  • ノートをためて、タグや検索で探したい方はEvernoteがおすすめ。ただし無料版は50ノートまで
  • 新聞記事やブログのように自由なレイアウトでメモを残したい、2台以上の端末でアプリを使用したい方はOneNoteの方がおすすめ

以前の記事で人気のブラウザで使えるメモ帳を紹介しました。

【最新版】Webブラウザで使えるおすすめのブラウザメモ帳7選

その中のメモアプリの中で多くの人に選ばれている、OneNoteとEvernote。

どちらもオススメしてくれる記事はたくさんあるけど、結局どっちが自分に合っているのか分からない!
そんな方の為に、OneNoteとEvernoteそれぞれの特徴を比較して、どんな方にどっちがおススメなのかを解説していきます。

OneNoteとEvernoteの違いとは?4選

OneNoteとEvernoteは、どちらもテキストや画像、音声ファイルなど様々な情報を管理できるメモアプリです。
どちらも基本無料で使用できる優秀なメモアプリですが、それぞれノートの整理方法や、無料版の制限など異なる点がありますので、大きな違いを4つにまとめました。

ノートの作成・整理方法の違い

1つ目の違いについて、まず大きく違うのはノートの作成と整理方法です。
具体的にどのように違うのかを解説していきます。

OneNoteは階層構造で管理

OneNoteは、ノートブック>セクション>ページという構成で、大きいノートブックを作った後にセクションという章分けのような項を作り、その下に実際にメモを書くためのページを作成します。

必ずこの順番でノートを作成するため、メモの書かれたページは必ず階層構造で整理されます。

作成したセクションやページは、別のノートブックやセクションに自由に移動することもできます。

Evernoteはノートブックをスタックにまとめても、まとめなくてもよい

Evernoteも、スタック>ノートブック>ノートという階層構造で管理が出来ます。

イメージ的には、スタックという積み上げた本の塊(本棚と考えてもいいかもしれません)を作成し、その一つ一つの本であるノートブックを作成します。

そして新たにページを作った際に、どのスタックのどのノートブックに保存するかを選択します。

ここで、保存先を指定しなければ、既定のノートブックに保存されます。ノートはいずれかのノートブックに入りますが、スタックを作る必要はありません。

つまりEvernoteの場合は、スタックでまとめるか、一つのノートブックにためるかを自分の好きなように選べる、という事です。

作成済みのノートは、タイトルや更新日などの条件で並べ替えられます。ノートブックごとに並び順を変えることも出来ます。

ノートの記録方法の違い

2つ目の違いについて、どのようにノートに記録できるかという記録方法についてです。

OneNoteとEvernoteどちらも、文字の色や太さを変えたり、表を作成したり画像を挿入、手書きでメモを入力するといった基本的な機能は使えます。

大きく異なる点について、それぞれの特徴を示します。

OneNoteの特徴

アウトライン機能がある

OneNoteのページで文字を記入し、Tabキーでインデント(字下げ)をすると、親の段落の左に出るハンドルをダブルクリックすると、その下の文章を折りたたみ、表示・非表示を切り替える事が出来ます。

ページの文字数が多くなってしまったとき、インデントで文章のまとまりを整理しておけば、不要な時は文章を折りたたんでページ全体をすっきり見せることが出来ます。

注意点としては、このアウトライン機能はWEBブラウザで開くOneNoteでは使用できません。

Windowsのデスクトップアプリ版OneNoteで使用が出来ます。旧アプリ「OneNote for Windows 10」は2025年10月14日にサポートが終了しているため、これから使う場合は現行の「OneNote」を選びます。

好きな位置から書き始められる

もう一つの OneNote の大きな特徴として、ページの好きな所をクリックすると、そこからテキストを打ち込むことが出来ます。

同じくMicrosoftの文書作成ソフトであるWordのように、好きな箇所まで空白スペースを入れることなく自由な位置からテキストを書き始めることが出来ます。
もちろん、画像なども自由に配置できます。

なので新聞記事のように画像の横にテキストを打ち込んだり、自分の好きなレイアウトでメモをまとめることが出来ます。

より詳しいOneNoteの使い方は以下の記事を参考にしてください。

OneNote(ワンノート)とは?使い方や仕事に役立てる方法まとめ

Evernoteの特徴

ノートにタグが付けられる

EvernoteユーザーがOneNoteに移行するか考えるときに、タグ管理が出来ないので移行を諦めるという人がいるほど、Evernoteのタグ管理機能は便利です。

作成したノートに好きなタグをつけておけば、後々そのタグで検索し、関連したノートを探しやすくなります。

OneNoteにもタグのような機能であるノートシール機能がありますが、こちらはページ内の項目に印をつける機能です。ノート単位で分類するEvernoteのタグとは使い方が異なります。

画像の読み取りやWEBクリップ機能が優秀

Evernoteでは、名刺や書類などを写真に撮って画像として張り付けたり、WEBページを切り取ってメモとして残すWEBクリップという機能があります。

こちらの凄いところは、画像の中にある文字もOCR(光学文字認識)という技術で認識してくれるので、ページ内の情報を検索したいときに、画像の中の文字に含まれるキーワードも検索してくれます。

OneNoteにも画像内の文字を読み取る機能があります。どちらも画像の鮮明さや文字の状態によって読み取り結果が変わるので、普段使う資料で試してみると比べやすいでしょう。

より詳しいEvernoteの使い方は以下の記事を参考にしてください。

Evernoteとは?ブラウザでも使える?デメリットやプランの違いまとめ

無料版と有料版の特徴や制限

OneNoteとEvernote、どちらも基本無料で使用が出来ますが、無料版にはいくつか制限があります。

それぞれ無料版でどういった制限があるのか、有料版との違いや価格についてまとめました。

OneNoteの無料版と有料版の特徴

OneNoteは、無料版でもノートの作成や整理といった基本機能を使うことが出来ます。

しかし、データの保存先であるOneDriveというクラウドストレージには上限があります。

個人向け無料アカウントでは、OneDrive全体の保存量の上限が5GBまでとなっており、数字だけを見ると少ないように思いますが、テキストのみの入力の場合はそこまで容量を取らないため、あまり気にする必要がありません。

しかし画像や音声などのデータもメモに残したい場合は、少なく感じるかもしれません。

OneNoteの追加機能や保存容量を増やせるプランの一つに、 Microsoft 365 Personalという製品があります。

こちらを購入すると、OneNoteだけでなくWordやExcelなどのデスクトップアプリを契約期間中に使用出来、データの保存量の上限も1TBと格段に大きくなります。

しかし、年額21,300円(月払いでは月額2,130円、税込)の出費が必要になるので、人によっては高いと思う方もいるかもしれません。

クラウドストレージを増やすなら、Microsoft 365 Basicという選択肢もあります。こちらは月額260円(税込)で100GBの容量を使うことが出来ます。

Onenote(公式サイト):
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/onenote/digital-note-taking-app

Onenote - Microsoft 365 Personal料金プラン(公式サイト):
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/buy/compare-all-microsoft-365-products?tab=1

Evernoteの無料版と有料版の特徴

Evernoteの個人向け料金プランには、無料版のFree、有料版のStarterとAdvancedがあります。従来のPersonalとProfessionalから、プランの構成が変わっています。

無料版は最も制限が厳しく、接続できる端末は1台、作成できるノートは50個、ノートブックは1個までです。

保存容量にも上限があり、Freeは1GB、Starterは5GBとなっています。

Starterプランでは、接続できる端末が3台、ノートが1,000個、ノートブックが20個までと、無料版よりも上限が大きくなります。

更に上位のAdvancedプランでは、ノート数や保存容量、同期する端末数を無制限で利用出来ます。ただし、サービスの安定性や不正利用防止のための上限はあります。

有料版には月払いと年払いがあるので、長く使いたい方は、支払い方法を検討してみても良いかもしれません。料金は契約地域や支払い方法により異なるため、以下の公式サイトで表示される金額を確認できます。

Evernote料金プラン(公式サイト):
https://evernote.com/ja-jp/compare-plans

スマホアプリの使いやすさ

OneNoteもEvernoteもどちらもスマホアプリがありますが、スマホで作業しやすいレイアウトになっています。ただし、PC版とスマホ版では使える機能や操作方法が異なる部分があります。

普段はPCよりもスマホを持ち歩いていることが多いでしょうから、メモを取りたいときにサッと取り出して書けるスマホアプリの方が利用頻度が多くなるかもしれません。

どちらもクラウドに保存したメモを端末間で同期できます。ただし、Evernoteはプランごとに接続できる端末数が異なります。

1点気になるところは、 アプリの起動や同期にかかる時間は、端末や保存しているデータ量、通信環境によって変わることです。

メモを取ろうとしたときにすぐ書けるかどうかも、普段使うスマホで比べてみるとよいでしょう。

OneNoteがおすすめな方の特徴

Onenoteがおすすめな人

これまでお伝えしてきた特徴をふまえ、OneNoteがおすすめなのは以下のような方です。

情報をきっちり整理したい人

OneNoteはページを必ず階層構造で管理します。

よって情報をきっちり分類し、整理したい人はOneNoteの方がおすすめです。

自由なレイアウトでページをまとめたい人

OneNoteはクリックしたところから自由にテキストを書いたり、画像を張ることが出来ます。

新聞記事のようなレイアウトにしたり、ブログのようにしたり、情報のまとめ方に自由度を求める人はOneNoteの方がおすすめです。

2台以上の端末で使う予定のある人

Evernoteの無料版は1アカウントにつき、接続できる端末が1台までという制限があります。

しかしOneNoteは、Microsoftのアカウントがあれば台数制限なくメモを同期できます。

無料で2台以上の端末からメモを使う予定の人は、OneNoteの方がおすすめです。

Evernoteがおすすめな方の特徴

Evernoteがおすすめな人

とにかく気軽に情報をため込みたい人

Evernoteは既定のノートブックにメモをためて、後からタグや検索で探す使い方が出来ます。

またノートを新しく作る際も、階層構造を気にせずに作れるため、細かいことは気にせずとにかく気軽に情報をため込みたい、というタイプの人にはEvernoteの方がおすすめです。無料版には50ノートの上限があるため、たくさん保存する場合は有料版も含めて検討するとよいでしょう。

ノートをタグで管理したい人

EvernoteはOneNoteよりも手軽にタグ管理が出来ます。

キーワードのタグを付けて記事の検索に役立てたり、メモの重要度を★5で表すタグを用意し優先度の高い情報をすぐに抽出出来るなど、使い方によって強力な情報管理が可能です。

OneNoteとEvernoteについてよくある質問

スマホとパソコンで、無料のまま同じメモを使える?

OneNoteは同じMicrosoftアカウントでサインインし、OneDriveに保存したノートを同期できます。Evernoteの無料版は接続できる端末が1台なので、複数の端末を同時に使い分ける場合は有料版が候補になります。

Evernoteの無料版で50ノートを超えると、メモは消える?

上限を超えたからといって、保存済みのメモが削除されるわけではありません。既存のノートの閲覧や編集は出来ますが、新しいノートの作成には制限がかかります。不要なノートを整理するか、プランを変更する方法があります。

仕事の打ち合わせメモは、どう分けると探しやすい?

OneNoteなら案件ごとにセクションを分け、打ち合わせごとにページを作る方法があります。Evernoteなら案件名や「確認待ち」といったタグで分類する方法が使えます。顧客の現場で開発を進めるFDEの仕事でも、打ち合わせの決定事項と検証結果を分けておくと、後から経緯を探しやすくなります。

長いメモを、AIで短くまとめられる?

OneNoteのCopilotやEvernoteのAI機能には、ノートを要約する機能があります。利用できる機能は契約プランやアプリによって異なります。例えば、次のように頼むと、打ち合わせ後に必要な情報を整理する際に使えます。

この打ち合わせメモを「決まったこと」「まだ決まっていないこと」「次にやること」に分けてまとめて。書かれていない内容は補わないで。

担当者や期限が合っているかを元のメモと照らし合わせると、引き継ぎにも使いやすくなります。

まとめ

以上、OneNoteとEvernoteの特徴と違いについて比較をしていきました。

同じメモアプリですが、機能の使い勝手や制限の違いが大きくありますね!

使い始めた後に「やっぱりこっちがよかった…」となるとメモの移行作業も大変ですので、どちらが自分に向いているかの参考になれば幸いです。

どちらも無料版をすぐに使い始める事が出来ますので、悩んでいる方は先ずは気軽に触ってみましょう!