diffuseは日本語対応された複数ファイルや様々なVCSに対応したDiffツール!

この記事の要点

  • diffuseは3ファイルの差分チェックが可能なDiffツール
  • diffuseは様々なバージョン管理システムに対応しており、システム開発との相性が良い
  • diffuseは日本語の処理に少し手間がかかる

ファイル間の差分を把握したい場面で役にたつのがDiffツールです。特にシステム開発の現場などでは、コードを部分的に修正したファイルを多数管理することはよくあります。ここでは、Diffツールの1つ、「diffuse」について解説します。システム開発に向いたシンプルなDiffツールなので、メリット・デメリットを把握し、Diffツール選びの参考にしてみてください。

diffuseとは?

diffuseは日本語対応された複数ファイルや様々なVCSに対応したDiffツール_diffuse

https://sourceforge.net/projects/diffuse/

diffuseはシンプルなDiffツールです。
シンプルな見た目と操作性の高さが魅力で、環境を問わず様々な現場で利用に向いています。

Diffツールとしては珍しく、3ファイルの差分チェックに対応しているのが特徴で、上手に活用すれば作業効率をより高められるでしょう。
ファイルを並べて比較するだけでなく、直接編集することも可能なDiffツールです。

diffuseのメリット・デメリット

ここでは、diffuseのメリットとデメリットをご紹介します。

diffuseのメリット

diffuseの最大のメリットとして、バージョン管理ツールとの連携がしやすい、という特徴があります。
diffuseをはじめとするDiffツールは、特にシステム開発の現場でバージョン管理のために利用されています。

テキストエディタで編集したテキストファイルを1つ1つ管理するのは手間がかかり、書かれたコードの差分が分からなくなることも珍しくありません。
差分比較のために使うDiffツールを選ぶ際は、バージョン管理システムとの相性も重要なポイントになります。

そんなDiffツールの中で、diffuseは様々なバージョン管理システムと連携できるツールです。
diffuseが連携できるバージョン管理システムとして、以下のものが挙げられています。

  • Bazaar
  • CVS
  • Darcs
  • Git
  • Mercurial
  • Monotone
  • RCS
  • Subversion

非常に幅広いバージョン管理ツールと併用できるため、様々なシステム開発の現場で重宝するDiffツールです。

また、diffuseはWindows、Linux、Macのいずれでも動作するオープンソースソフトウェアです。
OSを問わずに使えるのも大きなメリットで、どのような環境・現場でも使いやすいDiffツールとして知られています。

diffuseのデメリット

diffuseのデメリットは、日本語のテキストファイルを扱う際に少し手間がかかることです。
diffuseはUnicodeに対応しており、日本語を扱う際には文字コードを指定しなければなりません。
日本語の処理を少し苦手とはしているdiffuseですが、システム開発などでバージョン管理に使うには支障はないでしょう。

diffuseをおすすめするケース

diffuseの利用がおすすめなケースとしては、テキスト編集よりもシステム開発の現場が挙げられます。
diffuseは日本語の処理に少し手間がかかるため、テキスト編集にはあまり向いていません。
diffuseの最大の特徴は、バージョン管理が必要なシステム開発との相性が非常に良い、という点です。
様々なVCSに対応しており、LinuxでもMacでもWindowsでも動く汎用性の高さもあって、システム開発の現場で利用するのがおすすめです。

まとめ

この記事では、「diffuse」について解説してきました。
diffuseは、OSを問わずに利用可能なオープンソースソフトウェアで、様々なバージョン管理システムと連携できるDiffツールです。
汎用性の高さとシンプルな操作性も魅力で、3ファイルの同時比較に対応しているのもポイントです。
バージョン管理が必要になるシステム開発の現場で利用することをおすすめします。