この記事の要点
- データ入力の業務は、単純にデータをコピペするものからリサーチして転記するものまである
- データ入力が向いているのは、単純作業が好きな人、PC作業に慣れている人、個人作業が好きな人
- データ入力で案件獲得時にアピールできる資格は、ワープロ検定、MOS資格
データ入力は副業初心者によくおすすめされる仕事であり、実際にここから副業を始めた方も多いです。
しかし、データ入力には大きなメリットとデメリットがあり、それらを事前にしっかりと認識しておかないと逆に損をしてしまうかもしれません。
本記事ではデータ入力の仕事内容、メリット・デメリット、向いている人の特徴と相場単価を解説します。
これから副業を始めたい方、データ入力に興味がある方はぜひ本記事を確認してみてください。
目次
データ入力の仕事内容
まず、データ入力とは名前の通りにデータを入力していく仕事になります。
企業などはデータを用いて製品のプロモーション、デザインなどを決めています。
そのようなデータ収集は時間がかかるので、多くの企業は副業案件として対応者を募集しているのです。
データ入力にはたくさんの種類があり、扱うデータや作業が異なります。
以下にデータ入力の業務例を掲載していますので、ぜひご確認ください。
- PDFからExcelへのコピペ
- TwitterアカウントやInstagramアカウントの収集
- 写真に写されている文字の転記
- HPから企業住所などのコピペ
もちろんデータ入力はこれ以外にもたくさんあり、扱うデータは多種多様です。
しかし、多くの場合は上記の例のようにコピペ、もしくは写真やPDFからの転記であることが多くなっています。
仕事によってはコールセンターとデータ入力の平行作業(音声をデータ入力)などもあります。
データ入力の副業をするメリット・デメリット
データ入力にはメリットとデメリットの両方がありますので、それらをしっかりと確認しておきましょう。
データ入力のメリット
データ入力の最大のメリットは単純作業であり、特別なスキルがいらないことです。
人気の副業としてプログラミングがありますが、学習期間が必要でありしっかりとしたスキルが求められます。
それに対し、データ入力は特別なスキルを持っていなくとも始められることが大きなメリットなのです。
また、隙間時間に好きなだけできることが多いこともデータ入力のメリットになります。
例えば、ライターの副業であれば1記事の執筆が終わるまで業務は完了しません。
しかし、データ入力は自分が作業した分だけの報酬が支払われる形態も多く、自分にあった分だけの業務を行えます。
データ入力のデメリット
データ入力のデメリットは単純作業のため飽きやすいことです。
単純作業なので非常に簡単ですが、考えることがほとんどないため、人によってはすぐに飽きてしまい苦痛に感じてしまうかもしれません。
また、誰でもできるということは競合者が多く、自然と単価が下がります。
データ入力も例外ではなく、スキルが必要な副業と比べると相場単価が低いです。
データ入力の副業が向いている人
データ入力が向いているのは以下のような人です。
- 単純作業が好きな人
- タイピングが早い、もしくはPC作業に慣れている人
- 個人での作業が好きな人
それぞれについて詳しく見てみましょう。
単純作業が好きな人
まず、データ入力は単純作業なので単純作業が好きな人には非常に向いています。
同じことを数時間続けることが出来る人はデータ入力に適していると考えられます。
タイピングが早い、もしくはPC作業に慣れている人
次に、タイピングが早いもしくはPC作業に慣れている人もデータ入力に向いているといえます。
データ入力の多くはコピペによる転記やタイピングなどのPC作業です。
データ入力は作業量によって報酬額が決まるため、それらに慣れていないと稼ぐことができずデータ入力には向いていません。
個人作業が好きな人
データ入力の多くは、指示をもらってから一人での作業になります。
データのとり方に間違いがなければ修正指示もありませんし、決まった期間内にデータ入力を行うのみです。
人とあまり関わりたくない方や、共同作業が苦手な方にとってはデータ入力は非常に向いている副業案件です。
データ入力の業務の種類と単価相場
ここからはデータ入力の業務種類別に必要なスキル、単価相場をご紹介します。
自分にあったものはどれか考えながら確認してみてください。
PDFなどからExcelへの転記
まずは、PDFなどからExcelへ転記する業務に必要なスキルと相場について確認してみましょう。
転記の副業に必要なスキル
自分で調べることもなく、ひたすらPCでデータを打ち込んだり、コピペをする作業になります。
特別なスキルは必要なく、一般的なOfficeソフト(WordやExcelなど)が使えれば問題ありません。
転記の副業に単価相場
こちらは比較的簡単な業務であるため、一文字あたり0.1〜1円であることが多いです。
TwitterなどのSNSアカウント収集
2つ目にTwitterなどのSNSアカウントを収集するデータ入力について解説します。
こちらは主にアカウント名やIDを専用のシートに記入することが多いです。
アカウント収集の副業に必要なスキル
こちらも特別なスキルは必要ありませんが、収集元のSNSによっては新たに登録が必要なことがあります。
また、多くの場合は専用の作業シートを渡されるので、Googleスプレッドシート等の使い方を覚える必要があるかもしれません。
アカウント収集の副業に単価相場
こちらの単価相場は、1件あたり0.5〜1.0円です。
HPから必要事項のコピペ
3つ目は、HPから必要事項を抜き出し、専用のシートに記入する業務です。
コピペの副業に必要なスキル
こちらは条件に見合ったHPを探すため、リサーチ力が必要になります。
リサーチ力が低いと時間がかかってしまうため、この業務は必要なデータを素早く見つけるというスキルがないと作業時間に見合った報酬が得られません。
コピペの副業に単価相場
こちらの単価相場は、1件あたり0.5〜1.5円です。
財務諸表などのデータ入力
最後に、財務諸表などのデータ入力の業務について紹介します。
こちらは指定された企業の売り上げや利益をリサーチし、専用の作業シートに入力するという業務になります。
リサーチを伴うデータ入力の副業に必要なスキル
こちらは今までのものと違い、深いリサーチ力が求められます。
また、案件によっては自分で計算もする必要がでてくるので、経理の経験などがないと慣れるまで難しいかもしれません。
リサーチを伴うデータ入力の副業に単価相場
単価単価は1件当たり10〜100円とかなり幅が広いです。
単価が大きいほど欲しいデータが中々見つからない、計算の処理が必要になるなどの傾向があります。
データ入力に役立つ資格
ここではデータ入力において能力の高さがアピールできるような資格を紹介します。
資格の中では比較的簡単なものが多いので、データ入力で稼ぎたい方は積極的に取得していきましょう。
日本語ワープロ検定
日本語ワープロ検定は、日本語のワープロソフトを利用し、日本語入力・文書処理の能力を測るための資格で、日本ではもっとも有名なタイピング資格です。
データ入力はタイピングを用いるものがありますが、クライアント側からするとタイピングが早いほどたくさんのデータを入力してくれると感じます。
コピペではなく自分で文字を打つ形態のデータ入力であれば、この資格はアピールポイントになります。
https://www.goukaku.ne.jp/test_wordpro.html
MOS資格
MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)資格は、Microsoft社のソフトウェアであるWordやExcelなどをどのぐらい使えるのかを証明するための資格です。
試験は一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2種類あります。
データ入力はExcelを用いることも多々ありますので、Excelを一定レベルで使えることはアピールになります。
https://mos.odyssey-com.co.jp/index.html
まとめ
データ入力は誰でも始めやすく、好きな時間に好きな量の作業ができるというメリットがあります。
しかし、PC作業に慣れていないと時間に見合った報酬を受け取れない可能性もありますので、自分のスキルと報酬をしっかりと確認し、必要に応じて資格取得などを目指していきましょう。