この記事の要点
- Webライティングに必要なスキルがわかる
- 記事作成の基本的なステップがわかる
- 優秀なWebライターが使っている記事作成ツールがわかる
記事を作成するにあたって、思いついた文章をそのまま文字にしてしまうと独りよがりのわけのわからない文章になってしまいます。
とはいえ、思い浮かんだ文章を文字にしなければ記事を書くことはできませんよね。
Webライティングは、記事を書いてナンボなので、作業効率を上げて記事を書かないといけません。
そんなときに役立つのが記事作成をサポートしてくれるツールです。
優秀なWebライターは、必ず便利な記事作成ツールを持っているもので、これらのツールを上手く活用して、効率よく質の高い記事を量産しているというわけです。
今回は、記事作成のステップに合わせて、記事作成に役立つツールを紹介していきます。
目次
キーワード選定ツール
アクセスを集められる記事を書くために、もっとも重要なのはキーワード選定です。
ツイッターやインスタグラム、Youtubeで何万人というフォロワーを持っているインフルエンサーでもない限り、公開した記事へのアクセスは、9割以上が検索エンジンからの流入です。
つまり、記事を書いても検索エンジンで検索されなければアクセスはないも同然。
検索エンジンで1日100万回検索されるキーワードと、100回しか検索されないキーワードでは、アクセスを集められる可能性に1万倍の差が生まれてしまいます。
もちろん、検索回数の多いキーワードは、ライバルも多くてなかなか上位表示できない可能性もありますが、2つ以上の複合キーワードに注目することで上位表示も可能になります。
以下で紹介するキーワード選定をサポートしてくれるツールを使って、効率よく記事を量産しましょう!
goodkeyword
任意のキーワードに関するGoogleとBingのサジェストキーワードを検索できるツール(サイト)です。
ちなみにサジェストキーワードとは、Googleなどの検索エンジンにキーワードを入力したときに表示される追加キーワードのことで、単一キーワードと合わせて検索される可能性が高く、記事作成には必要不可欠な要素の一つです。
関連キーワード取得ツール(仮名・β版)
goodkeyword同様に、サジェストキーワードを取得できるツール(サイト)で、「Yahoo!知恵袋」や「教えて!Goo」で話題にされた見出しも取得することが可能です。
キーワードプランナー(Google広告)
Googleに広告を出稿するユーザーのために、Googleが提供しているキーワード選定ツールで、任意のキーワードから新しいキーワードやサジェストキーワードを見つけたり、月間検索ボリュームや入札単価まで調べたりすることが可能です。
無料で使えますが、基本的にGoogle広告へ広告を出すためのキーワード選定ツールであるため、Google広告へのユーザー登録が必要です。
文書作成ツール
キーワードが選定できたら、キーワードを意識しながら文章を書いていきますが、基本的な起承転結を意識した文書作成が必要となります。
記事を書くことに慣れてくれば、意識をしなくても起承転結のある読みやすい記事を書けるようになりますが、ツールを使うことで、簡単に読みやすい記事を作ることができます。
イージー★ライター
ASPの「もしもアフィリエイト」が提供しているツールで、順序どおり指示に従って文章を入力していくと記事が完成するという優れものです。
使ってみるとわかりますが、質問に対する答えを書くことで最終的につながった一つの文章になるので、文の構成を考える必要がなくなります。
文書構成を考える手間を省きたい人にはおすすめのツールといえます。
パーフェクトサテライトライター2(PSW2 ver.2)
こちらは有料のツールで、自分で文章を書くのではなく、テーマに応じた記事を一瞬で大量に作成してくれるツールです。
パーフェクトサテライトライター2という名前のとおり、サテライトサイトを作成するためのツールとなります。
SEOの対策としては、検索意図にあった答えを提供することがもっとも大切なのですが、サイトからの被リンクもサイトの評価対象となるため、自サイトの評価を上げるために、サテライトサイトを作成して被リンクをつけるという手法があります。
もちろん、自作自演の被リンクはGoogleからペナルティを受ける可能性があるわけですが、上位表示のためにこのツールを使ってサテライトサイトを作成し、被リンクをつけているアフィリエイターが存在するのも現実です。
以前は被リンクをつければつけるだけ狙ったキーワードで上位表示できた時期があり、ブラックな手法にもかかわらず、多くのアフィリエイターが使っていた手法で、それだけ効果があったということです。
ただ、Googleからペナルティを受ける可能性の高いSEO対策ですので、あまりおすすめはできません。
今回は、参考までにこんなツールもあるということで紹介しておきます。
コピー・ペーストチェックツール
記事を書いていると無意識のうちに参考にした記事に似かよってしまうことがあります。
また、初心者のうちは、すでにある記事を参考にして、リライトすることも多いかと思います。
Googleは最初にWeb上に公開した記事をオリジナルと認識し、あまりに似かよった記事はコピー記事と判断しますので、書いた記事がコピーと判断されてしまうと大変です。
そんなときに、役立つのが次に紹介するツールです。
こぴらん
Web上のフォームに文章を貼り付けてコピペチェックができるツールで、無料で簡単に使えるのが特徴です。
チェックできる最大文字数は4,000文字なので、一般的な記事であれば、このツールだけでこと足りるかもしれません。
影武者
こちらのツールは、10回(1回1,000文字換算)無料で試すことができ、継続して使うには、月額料金がかかってきます。
有料なので、信頼度も高く、クラウドソーシングで有名な記事作成代行サービスである「Shinobiライティング」でも使われているツールです。
書いた記事がWeb上のコンテンツと類似しているかどうか、外注した記事がWeb上の記事からコピーされたものではないかどうかをチェックできるので、複数のライターに記事を外注している場合などは必須のツールといえます。
文書解析ツール
最後に紹介するツールは、記事がどのような単語から構成されているか、どのようなキーワードや文から構成されているかなどを分析できるツールや、正しい文書表現や漢字・ひらがななどの統一表記をチェックすることができるツールです。
文書を細かく解析することで、どのようなことが書かれていて、何が重要なのかも見えてきます。
自分の記事をチェックしてみることで、伝えたいことが伝わる文章になっているかどうかや誤字脱字をチェックできるので、公開前にこのようなツールで自分の記事をチェックするようにしましょう。
KH Coder
無料で使える文書解析ツールで、日本語はもちろん、英語やフランス語、中国語など13ヶ国語に対応して、論文や小説を統計的に分析できるため、世界中のさまざまな研究者から利用されているツールです。
かなり詳細な分析ができるので、自分が書いた文章がどのような構成になっているか分析してみるとおもしろいかもしれません。
Just Right!6 Pro
日本のワープロソフトで有名な「一太郎」をリリースしているジャストシステムが販売しているツールで、高度な日本語処理技術を活用し、誤字脱字や表記ゆれなどを厳しくチェックしてくれます。
校正用辞書ユーティリティーで独自のルールを追加していけるので、使えば使うほど文書校正のクオリティが上がっていきます。
誤字脱字や表記ゆれを意識して記事を書いたとしても、どこかでミスをしているものなので、このツールで書いた文章をチェックすれば、ミスのない正しい文章に構成することができます。
まとめ
Webライティングには、キーワード選定、文章構成、ライティングスキルが必要で、記事を書くためのそれぞれのステップをサポートするツールについて紹介してきましたが、使えそうなツールはありましたか?
あくまでツールは記事のライティングの作業効率を上げるためのものですので、ツールだけでアクセスを集められるわけではありません。
アクセスを集められるキーワードを選定し、そのキーワードの検索者に対して的確な答えを返す記事を書くことで、Googleが有益な記事と判断して、検索結果の上位に表示させることができるわけです。
大切なことは、たくさんの記事を書いて、表現の引き出しを増やし、読者に違和感やストレスを感じさせず、検索意図にあった記事を提供することです。
今回紹介したツールは、世の中にあるたくさんの記事作成ツールの一部でしかありませんが、間違いなく記事作成効率を上げることに役立つものばかりです。
ぜひ一度使ってみて、お気に入りのツールを見つけてください。