【副業にも有利?】Oracle認定Javaプログラマの試験概要と難易度

この記事の要点

  • Oracle認定Javaプログラマは自分のスキルを企業に認めてもらえる国際資格。
  • 受験勉強が比較的短く、Java初心者でも資格を取得しやすい。
  • Javaの案件は多くあり、資格を得れば自分をアピールでき案件取得にも有利になる。

Javaのスキルを証明できる、Oracle認定Javaプログラマに合格すると、企業に自分をアピールすることができます。
資格としては比較的受験しやすい資格なので、取得して今後の仕事に活かすことができます。
Javaの仕事は他のプログラミング言語よりも多いので、資格を取ると副業に役立てることができます。

Oracle認定Javaプログラマとは

【副業にも有利?】Oracle認定Javaプログラマの思念概要と難易度_oracle
公式:オラクル認定資格

Oracle認定Javaプログラマ(Oracle Certified Java Programmer, OCJP)はOracle社が実施している資格です。
Oracle社はJavaの開発も手掛けているIT大手です。
Javaの開発者は世界で数百万人と言われており、注目のプログラミング言語です。
そのプログラミング言語のスキルを証明する世界共通の国際資格となっています。
Oracle認定Javaプログラマは新しいJavaのバージョンに合わせた改訂を定期的に行っています。
古いバージョンで資格を取得した場合で、最新バージョンで資格を取得したい場合には、再度受験する必要があります。

試験の受験概要

Oracle認定Javaプログラマの難易度

難易度は、Bronze、Silver、Goldの3つあります。
出題形式はすべて選択問題で、合格ラインは60%以上ほどとなっています。
それぞれの難易度とおすすめの人をまとめました。

Bronze

難易度は低く、初心者向けの資格です。
Javaの基礎知識と試験対策を行うことで合格ラインを越えやすい難易度となっています。

Silver

難易度は中級レベルです。
上級者の指導のもとで、Javaアプリケーション開発が可能な人が対象となります。
Javaのレベルは基本的なプログラミング知識があればOKです。
オブジェクト指向などの実践的な内容が問われることがありますが、Javaアプリケーション開発が可能であれば問題ないと思われます。

Gold

難易度は最高レベルです。
設計者の仕様を正しく理解して、自分でアプリケーションを開発できるレベルが求められます。
実務経験が3年以上あるプログラマー向けの試験となります。
受験条件はSilver資格を取得している必要があります。

Oracle認定Javaプログラマに合格するための勉強時間

どれほど勉強すれば合格できるのでしょうか。
Silverを受験すると仮定して、未経験者とJava経験者に分けて解説します。

未経験者の場合

おおよそ、100〜120時間程度の勉強が必要です。
Javaの文法やルールを覚える必要があります。
個人差があるので、上記の時間以上かかる場合もあります。
学習時間を120時間とすると、1日2時間で3ヶ月程度学習すれば、合格スキルを身につけられます。

Java経験者の場合

Javaの入門書を理解した程度の知識がある人は、20〜30時間程度の学習が目安です。
知識がある分、知識の習得にかける時間を少なくすることができるため、短時間で合格レベルまで達することができます。
学習時間を試験問題の対策へ向けることができます。
1日1、2時間程度の学習をすると、約1ヶ月で合格スキルを身につけることができるでしょう。

受験対策で必要なこと

Silverは問題パターンがある程度決まっています。
出題パターンが決まっているので、学習には問題集が掲載されている書籍が良いでしょう。
自分にとって分かりやすく、問題集が載せられている参考書で対策するなら、問題に慣れることができるのでおすすめです。

Oracle認定Java資格は副業に生かせるのか?

Java関連の副業について扱われたWebサイトでは、Javaで仕事を見つけるためのポイントの一つ目として、「Oracle認定Javaプログラマ」が挙げられていました。
Oracle認定Javaプログラマは副業に生かすことができる資格といえます。
クラウドソーシングサイトで「Java」と検索すると、本業レベルの時間で月に30〜70万円の案件があります。
時給3,000円から4,000円という案件もあります。
Javaは他のプログラミング言語よりも案件が多い傾向があるため、Oracle認定Javaプログラマが合格すると副業に生かせる資格といえます。

副業する上で必要なスキル

Javaはさまざまな分野で使用されている言語のため、その分野ごとで必要なスキルが異なります。
Javaが主に使用されている2つの分野で必要なスキルをご紹介します。

アプリ開発

JavaはAndroidアプリやWebアプリの制作に使用されています。
これらの分野で仕事をするために必要なスキルは、初級から中級程度です。
簡単な案件でも、単価が数万程度のものからあります。
少しずつスキルが上がっていくと、より高額な案件を視野に入れていくことができるでしょう。

システム開発

Webサービスなどのシステムを開発するには、中級から上級程度のスキルが必要です。
システム開発は規模も大きく、難度が高くなります。
スキルが上がれば収入も増やすことを期待できます。
また、Javaのエンジニアを求めている企業は多いので、スキルが高くなると自分の働く環境も選ぶことができます。

まとめ

Oracle認定Javaプログラマは自分のスキルを証明される資格であり、資格を持つことで企業に自分をアピールできることが分かりました。
また、比較的短時間の学習と対策で、Oracle認定Javaプログラマの資格を目指すこともできます。
Javaはプログラミング言語の中でも案件が多く、高額な仕事を得ることができます。
副業に有利な資格である、Oracle認定Javaプログラマを取ることで、資格を生かして仕事をすることができるでしょう。