この記事の要点
- Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)の試験内容・合格率・有効期限
- Google アナリティクス個人認定資格はWebマーケターや副業に役立つ
- GAIQ以外のGoogle認定資格の種類
Webマーケターの副業をしたいのであれば、自分の実力やスキルを証明できる資格を取得しておくのも選択肢のひとつです。
例えばGoogleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、Googleアナリティクスに関する知識が理解できているのかを確かめることができます。
GAIQは無料かつインターネット上で受けられるので、これからWebマーケターとして副業をしたい方におすすめです。
Webマーケターとして副業をする場合の心構えや稼ぐためのステップについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
目次
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)とは?
Googleアナリティクス個人認定資格とは、データ解析ツールであるGoogleアナリティクスのスキルや知識が備わっていることを証明する認定資格です。
英語では「Google Analytics Individual Qualification」と呼ばれ、日本でも頭文字を取ってGAIQと表現される場合もあります。
名前通り個人を対象とした認定資格で、取得できればGoogleアナリティクスに関する知識を有していることの証明になります。
なお、合格後の有効期限は12ヶ月で、有効期限が切れた後は再受験が必要です。
Google アナリティクス個人認定資格で問われること
Googleアナリティクス個人認定資格の試験で主に問われるのは次のような内容です。
- Googleアナリティクスの導入や設定の方法
- Googleアナリティクスのカスタマイズの仕方
- Googleアナリティクスのレポート分析
- Googleアナリティクスのディメンションや指標の理解
資格試験ではGoogleアナリティクスに関する幅広い知識が問われます。
その一方でGoogleアナリティクス個人認定資格の試験では、応用的な内容や具体的なWebマーケティングの課題解決に関してはあまり触れられていません。
あくまでもポイントは、Googleアナリティクスを使えるかどうか、マーケティングに関する必要な情報を抽出できるかという部分です。
Google アナリティクス個人認定資格を取得するメリット
GoogleアナリティクスはGoogle公式の資格なので、取得できるとGoogleアナリティクスの導入や設定方法、データ収集に関する知識や技能は問題なく備わっていることが証明できます。
- Webマーケティング会社への就職・転職時にアピールできる
- GoogleアカウントとGoogleアナリティクス個人認定資格合格情報が紐づけされる
このように本業、副業問わず様々な場面で資格取得をアピールできそうです。
またGoogleアナリティクス個人認定資格取得のために勉強することによって、Webマーケティングになくてはならない存在であるGoogleアナリティクスの知識を体系的に学べる点も魅力です。
GAIQは副業・Webマーケティングで活かせる?
Googleアナリティクス個人認定資格は、Webマーケティング会社やWeb制作会社などで働くとき以外にも、個人で副業やWebマーケティングを行うときにも活かせます。
副業で新しく仕事をする際に、知識を証明できる資格があると取引先に信頼してもらいやすくなります。
特にGoogleアナリティクス個人認定資格はGoogleアカウントと資格取得状況が紐づけられるので、資格の証明もしやすいです。
ただしWebマーケティングの副業の中には、資格の有無よりも実務経験を重視する取引先もあります。
実務経験を重視する取引先の場合、Webマーケティング未経験者がGoogleアナリティクス個人認定資格を取得しただけでは採用してもらえないかもしれません。
実務経験不足で採用してもらえない場合には、
- 自分でWebメディア運営をしてWebマーケティングの経験を積む
- 自分でSNS運用をしてみる
- 多少単価が安くても未経験可の副業に応募して実務経験を積む
など、実際にWebマーケティングに触れて経験を積んでいきましょう。
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)の受験概要
ここからは、試験の内容についてみていきましょう。
試験日程と試験場所・受験料・受験資格
試験はインターネット環境が整っている場所であれば、受験者の都合のよいタイミングで、24時間いつでもどこでもオンライン上で受験ができます。
また不合格であっても、受験終了後、24時間以降であれば再受験可能です。
受験資格はありませんし、受講料は無料です。
試験時間と出題方式
出題方式は、いずれもコンピューターを使った選択式です。
問題数は全70問あり、試験時間は90分となっています。
出題範囲
公式サイトには「Google アナリティクスの基礎と高度な知識」と記載されています。
具体的な出題範囲は次のとおりです。
- プランニングと仕組み
- 導入とデータ収集
- 設定と管理
- コンバージョンとアトリビューション
- レポート
- 指標、ディメンション
詳しくは、公式サイトの「Googleアナリティクスアカデミー」の受講ページをご覧ください。
合格基準・合格率
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)の試験合格基準は、正解率80%(70問中56問)以上です。
合格率は70%となっています。
運営団体名 | Google合同会社 |
---|---|
公式URL | https://support.google.com/analytics/answer/3424288?hl=ja |
住所 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目21番3号 渋谷ストリーム |
TEL | 03-6384-9000 |
Google認定資格は他に何がある?
Googleアナリティクス個人認定資格のように、Googleが実施している認定資格はいくつかあります。
どれも受験資格はなく、受験料も無料なので、知識の習得・証明目的で気軽に受験をしてみるのも良さそうですね。
Google広告の認定資格
Googleで使用されている広告に関する知識習得を目的とした資格試験です。
試験科目は6つに分かれているので、自分に必要な部分のみ受験することもできます。
- 検索広告
- ディスプレイ広告
- ショッピング広告
- 動画広告
- アプリ広告
- 測定
測定に関する試験は広告の設定だけでなく効果測定に関する技能・知識を中心にした内容であり、難易度が高めです。
Google広告の認定資格とGoogleアナリティクス個人認定資格は、セットで取得すると相性が良いでしょう。
例えば、検索広告とGoogleアナリティクス個人認定資格をセットで取得すれば、リスティング広告運用の副業に応募する際のアピール材料になります。
デジタルマーケティングの基礎
Googleが提供している学習サイト「デジタルワークショップ」で動画形式の授業を受講し、授業の最後に小テスト形式の習熟度チェックに合格すれば取得できます。
コースが細分化されているため必要な部分のみ受験でき、Webマーケティング初心者でもスモールステップで学習可能です。
全てのコースを受講し、最終試験に合格した後は、他のGoogle認定資格同様に認定証をダウンロードできます。
- Googleアナリティクス
- Googleサーチコンソール
- Googleマイビジネス
- Google広告
- Googleトレンド
- Googleキーワードプランナー
- Googleディスプレイネットワーク
- Googleグローバルマーケットファインダー
認定資格を取得すれば、これらのようにWebマーケティングに必要不可欠なツールの設定や操作方法、データ運用ができると証明できます。
実務経験がないけれど、Webマーケティングの副業を始めたい方は資格取得を目指しても損はないでしょう。
まとめ
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、Googleが実施している試験であり信頼性が高く受験料が無料なことから、Webマーケティング初心者にとって受験するメリットが大きい試験といえるでしょう。
ただし試験内容は簡単な問題から難しい問題まで幅広く出題されます。
受験料無料で何度も受験できるとはいえ、少ない受験回数で合格できるように対策をしてから試験に臨むのがおすすめです。
資格試験に合格すれば、Googleアナリティクスに関する知識やスキルを証明できますが、資格を取得したからといって必ず副業案件を受注できるとは限りません。
取引先が実務経験を重視する場合や単価が高いWebマーケティングの副業には、資格取得のみではアピール材料としては弱い可能性もあります。
自分の希望する副業案件をなかなか受注できないときには、少しハードルを下げて実務経験を積むところからスタートしてみてはいかがでしょうか。
Googleアナリティクス個人認定資格を取得できたあとは、Webマーケターとしてさらに飛躍するためにウェブ解析士にチャレンジしてみませんか?
ウェブ解析士の資格は3グレードに分かれているため、少しずつレベルアップできます。
以下の記事を参考にしてください。