この記事の要点
- テレワークは自分のペースで仕事ができ、自分の好きな場所に住めるが、デメリットもある
- 長時間のデスクワークになりがちなので、Wi-Fiや椅子など仕事環境を整える必要がある
- 同僚や仕事仲間とオンラインでコミュニケーションを取りながら仕事を進めていかなければならない
新型コロナウイルスの蔓延による緊急事態宣言や外出自粛の影響を受けて、満員電車に乗らず通勤時間0分で働けるテレワークをする人が増えました。
テレワークには利点も多いですが、オフィスで働く状況とは異なり不便を感じる部分もあります。
今回は、フリーランスライターである私、M.K.が、テレワークで感じるメリット・デメリットや仕事が捗るグッズなどテレワークのリアルな声をお届けします。
目次
絶賛テレワーク中の私の紹介
こんにちは、フリーランスライターのM.K.(28歳女、独身)です。
まずテレワーク体験談を紹介する前に、私の生活環境や現在の仕事状況について紹介します。
生活環境について
テレワークが始まった当初は会社員だったため、自宅で仕事を行っていました。
しかし「出社する機会がないのに家賃が高い東京に家を借りる必要はあるのか」と考えた私は、思い切って家を解約し、その後フリーランスとなりました。
それから2年ほどホテルやゲストハウスを転々としながらアドレスホッパー(家を持たずに生活する人のこと)で生活をしており、現在私がこの記事を書いているのは沖縄のホテルです。
ホテルの部屋や共有のラウンジ、コワーキングスペースなどを仕事場所としています。
行っている仕事について
仕事内容はライティングとデザインの請負が中心で、どちらもオンラインで完結します。
時々あるミーティングもZoomなどを利用したオンラインミーティングのため、オフィスに行くことはほぼありません。
個人的なリモートワークのメリット・デメリット
同居家族がいるならば育児や家事などの面においてメリット・デメリットが挙げられるでしょう。
では独身ホテル暮らしのテレワークの場合、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
リモートワークのメリット
厚生労働省の「テレワークではじめる働き方改革」には、テレワークのメリットとして次のことが紹介されています。
- 家族と過ごす時間や趣味の時間が増える
- 仕事の効率が上がる
- 仕事に対する意欲が増す
実際に私がテレワークをして感じた個人的なメリットを紹介します。
自分のペースで仕事ができる
オフィスで働く場合、他の人に声を掛けられたり電話対応をしたりなど作業を中断しなければならないときがありますが、リモートの場合はそれがありません。
自分の仕事の状況に応じてランチの時間を決めたり、飲み会があるからと早く仕事を切り上げたり、昼に病院に行き夜間に作業の続きをしたりなど、臨機応変に自分のペースに合わせて働けるためストレスがありません。
通期時間なし、好きな場所に住める
オフィスに行く必要がなくインターネットさえ繋がっていればどこでも仕事ができるので、自分の好きな場所に住むことが可能です。
もちろん満員電車に乗ることのストレスを朝から感じる必要もありません。
実際に私が出会ったリモートワーカーの中には、
- 夏は避暑地のホテルに滞在して仕事をする
- 冬はスキー場の近くに住み、仕事の前にスノーボードを楽しんでその後に働く
- 同じようにリモートワークで働く友人とシェアハウスで生活し刺激し合いながら仕事をする
などの働き方をしている会社員やフリーランスがいました。
リモートワークのデメリット
リモートワークではメリットだけではなく、もちろんデメリットもあります。
個人的に感じたデメリットを2つ紹介します。
人とコミュニケーションを取る機会がほとんどなくなる
基本的に生活も仕事も家の中で完結するため、気を付けていないと言葉を発する機会がほとんどなくなってしまいます。
- オンラインのコミュニティに入る
- 友人や同僚ともくもく会(黙々と作業をする会)を開催する
- コワーキングスペースなどで人と関わる機会を持つ
など、人とコミュニケーションを取る機会は積極的に作る必要があるでしょう。
セキュリティに気を付けなければならない
家でしか仕事をしない場合は問題ありませんが、カフェやホテルなどの共用Wi-Fi(フリーWi-Fi)に繋ぐ際には気を付けなければなりません。
外出先で機密情報や個人情報を取り扱う業務を行う場合は、細心の注意を払いましょう。
- モバイルWi-Fiを持ち運ぶ
- 覗き見防止フィルターを貼る
- ファイルにパスワードをかける
など、セキュリティには十分気を付ける必要があります。
リモートワークで手放せないもの
自宅、カフェ、ホテル、コワーキングスペースなど今までさまざまなところで仕事をしてきました。
そんな私がリモートワークで実際に使用し、手放せないと感じた仕事環境を快適にするアイテムを4つ紹介します。
仕事をする上で必須「モバイルWi-Fi」
リモートワークをする上で最も重要なものはインターネット環境といっても過言ではありません。
入ったカフェにフリーWi-Fiがなかった、ホテルのWi-Fiが遅すぎて仕事ができないなどの経験は誰にでも1度はあるでしょう。
Wi-Fiに関するストレスを解消してくれるのが、持ち運び可能なモバイルWi-Fiです。
次の3点を満たすものを選ぶのがおすすめです。
- 十分な通信容量があるか
- 通信速度は問題ないか
- 高いセキュリティレベルがあるか
姿勢が楽になる「ノートパソコンスタンド」
オフィスで仕事をする場合デスクトップパソコンを使用する場合が多いですが、テレワークではノートパソコンを使用する方がほとんどでしょう。
ノートパソコンは目線が下向きになることが多く、姿勢が悪くなり肩や首に負担がかかりやすいです。
ノートパソコンスタンドを使用すると、ディスプレイの位置が上がるため姿勢が格段に楽になります。
小さくたためるものやアルミ製の軽いものなどさまざまな種類があるので、自分の仕事スタイルに合わせて購入するとよいでしょう。
長時間の仕事でも疲れにくい「オフィスチェア」
短時間であればリビングチェアやソファなどで作業をしても問題ありませんが、長時間座って作業をするリモートワークの場合はオフィスチェアの使用がおすすめです。
オフィスチェアは座り心地や疲れ方が全く違うので、快適に仕事を進められます。
私はコワーキングスペースを選ぶ際に、まず初めにオフィスチェアをチェックするくらい重要度の高いグッズです。
テレワークの相棒「コーヒーメーカー」
出勤がないとコンビニやカフェでコーヒーをテイクアウトするタイミングがないため、作業のお供に自宅で本格コーヒーを入れられるコーヒーメーカーを重宝しています。
テレワークでは自分で仕事に集中できる環境を整えることが大切です。
コーヒーは一息ついてリラックスできる重要なアイテムのため、コーヒーメーカーは一度使うと手放せないでしょう。
リモートワークで手放せないWebサービス
次にリモートワークで活躍するWebサービスを3つ紹介します。
リモートワークで同僚や仕事仲間と直接会えない状況だからこそ、
- スムーズな情報共有を行えるサービス
- 手軽に仕事仲間と連絡を取れるサービス
など、便利なサービスを活用していくことが重要になるでしょう。
Web会議システム「Zoom」
リモートワークにおいて広く使われているWeb会議システムZoomはミーティングやオンラインイベントなどでさまざまな企業が利用しています。
リモートワークでは顔を見合わせて話す機会はほとんどないため、Zoomを使用してのビデオ通話は重要なコミュニケーションの場です。
- 複数人でのビデオ通話やチャット
- 資料や画面の共有
- 映像の録画
など、Zoomには便利な機能が揃っています。
ビジネスチャット「Slack」
メールよりも気軽に連絡できるビジネスチャットSlackをコミュニケーションツールとして導入している企業は多いです。
共有チャンネルやチームチャンネルなど多くのチャンネルを作成でき、スタンプなどで気軽にコミュニケーションができます。
またSlackにはカスタムステータスがあるので、自分が仕事中か、会議中か、休憩中かを一目で仲間に知らせることも可能です。
作業通話アプリ「mocri(もくり)」
mocriは作業通話に特化した通話チャットアプリです。
リモートワークは一人で仕事をする機会が多いですが、たまには仲間と集まって作業したい時や誰かが作業をしている気配を感じながら仕事をしたい時もあるでしょう。
mocriはZoomなどのビデオ通話サービスとは異なり、できるのは通話とチャットのみなので軽い気持ちで接続でき他の人が作業をしている音を聞きながら自分も仕事ができます。
また作業モードと集中モードをタイマーで設定できるので、作業時間と休憩時間のメリハリがつけられるのもポイントです。
まとめ
体験談を交えながらテレワークのメリットやデメリット、仕事が捗るグッズなどを紹介しました。
テレワークではオフィスのように設備の整った環境で働くことができないため、自分で仕事環境を整え働きやすい状態を作ることが重要です。
それさえできれば満員電車や職場での人間関係などのストレスから解放され、自分の好きな場所に住みながら快適に仕事をすることができるでしょう。