【2022年版】TypeScriptのおすすめフレームワーク

この記事の要点

  • TypeScriptの開発はJavaScriptフレームワークと併用するのが一般的
  • おすすめのフレームワークは「Next.js」「Nuxt.js」「Angular」の3つ
  • フレームワークそれぞれの特徴を理解し、どれを習得すべきかを検討しよう

以前、TypeScriptの特徴や将来性について解説していました。

TypeScriptの副業探しは困難!?将来性やJavaScriptとの違いとは?

TypeScriptは、JavaScriptフレームワークと併用して利用するのが一般的です。

世界的に人気のJavaScriptにはさまざまなフレームワークがあります。

この記事では、TypeScriptで開発する際におすすめフレームワークを3つご紹介します。

人気のフレームワークを比較し、どれを習得すべきかを検討しましょう。

TypeScriptとJavascriptフレームワークの関係

TypeScriptとは、Microsoft社が中心となって開発を進めるオープンソースのプログラミング言語です。

JavaScriptに静的な型付け機能などを搭載し、JavaScriptの上位互換言語として注目を集めています。

大規模開発に対応できる機能を有したTypeScriptは、一般的に複数の技術スタックを組み合わせて利用されます

その中心となっているのが、今回ご紹介するJavaScriptフレームワークです。

ユーザーニーズが流動的に変化するフロントエンド開発において、開発環境はよりシンプルに、かつ導入をスムーズにできるものが求められています。

その要望を満たしているものこそJavaScriptフレームワークなのです。

TypeScript とJavaScriptフレームワークを組み合わせて利用することによって、柔軟で幅広いWebシステム開発が可能になります。

おすすめのTypeScriptフレームワーク3選

Typescriptで開発を行う際に使用するおすすめのフレームワークを3つご紹介します。

Next.js(ネクスト・ジェイエス)

【2022年版】TypeScriptのおすすめフレームワーク_nextjs

Next.js

Next.jsは、Vercel社が開発したオープンソースのフルスタックフレームワークです。

Meta社(旧Facebook社)が開発したWebフロントエンドライブラリReact(リアクト)をベースに構築及び開発されています。

サーバーサイドレンダリングや静的Webサイト生成など、開発において便利な機能をReactベースで提供しているのが特徴です。

フロントエンドだけでなくサーバ機能も一部持ち合わせており、React単体で行うよりも開発しやすく、快適なUX(ユーザー体験)を提供できると人気を集めています。

React公式ドキュメントには、推奨するWebサイト構築ソリューションとしてNext.jsの使用が挙げられており、「React+Next.js」の組み合わせによるWebサイト構築がいかに効率的かよく分かります。

Next.jsには、以下のような特徴があります。

  • SPA(シングルページアプリケーション)が実装されている
  • SSR(サーバサイドレンダリング)ができる
  • SSG(静的サイト生成)ができる
  • SPA/SSR/SSGの切り替えが簡単にできる
  • ページルーティングを簡単にできる

Next.jsは、煩雑になりやすいWebアプリケーション開発を簡便化するために有益です。

Nuxt.js(ナクスト・ジェイエス)

【2022年版】TypeScriptのおすすめフレームワーク_nuxtjs

Nuxt.js

Nuxt.jsはJavaScriptライブラリReactをベースに作られたものであることをすでにご説明しました。

同様に、Vue.js(ヴュー・ジェイエス)ベースで作られたフレームワークがNuxt.jsです。

Vue.jsは、Reactと同じく世界的に人気のJavaScriptライブラリです。

必要に応じて段階的に開発規模を広げていく「プログレッシブフレームワーク」という設計思想を持っており、仕様や体制の変化に対応できる柔軟性を有しているのが特徴です。

2020年9月にTypescriptベースのVue3としてリリースされ、要望の多かったTypescriptとの相性が改善しました。

公式でサポートされている周辺ライブラリも拡充されており、オープンソースソフトウェアとして今後の成長が期待されています。

「Next.jsとNuxt.js、似ていてどっちがどっちが分からない!」

と感じた方もいるかもしれませんが、それもそのはず。

Nuxt.jsはNext.jsの影響を大きく受けて開発されたフレームワークなのです。

そのため、Nuxt.jsにはルーティングやSSR/SSGなど、Next.jsと同様の機能が搭載されています。

Next.jsと大きく異なる点は、デフォルトでTypescriptが使えること、さらに開発時の起動やホットリロードが高速なことがあげられます。

日本ではNuxt.jsを使用したフロントエンド開発が多く、現在では以下のようなサービスで導入されています。

  • LINE
  • DMM
  • note
  • クラウドワークス
  • 一休.com

Angular(アンギュラー)

【2022年版】TypeScriptのおすすめフレームワーク_Angular

Angular

AngularはGoogle社が主導して開発が進められたTypescriptベースの開発プラットフォームの総称で、以下のものが含まれています。

  • コンポーネントベースのフレームワーク
  • 統合ライブラリコレクション
  • 開発者用ツール

もともとは2009年に「AngularJS」の名称で開発がスタートしましたが、機能性などに問題が発生したことから中断し、後継として生まれたのがAngularです。

最初のメジャーリリースのバージョンは2.0、以降は半年ごとのアップデートが継続され、最新版は2022年11月現在バージョン14(022年6月3日にリリース)になります。

Google社は2017年ごろからTypescriptを開発標準言語として採用しています。

そのためAngularでもTypescriptを使用した開発が推奨されており、公式ライブラリ(https://angular.jp/)のサンプルコードもすべてTypescriptで提供されています。

大きな特徴としては、以下の点があげられます。

  • SPA(シングルページアプリケーション)の作成に優れている
  • 双方向バインディング機能により、コーディング量を大幅に減らすことができる
  • 公式提供のライブラリやプラグインが充実している
  • 保守性が担保されており、メンテナンスがしやすい

まとめ

近年のWebアプリケーションはパフォーマンスやSEOが特に重視される傾向にあり、フロントエンド開発者にも対応が強く求められています。

TypeScriptとフレームワークはそのような課題を素早く解決し、開発をよりスムーズに進められるように助けてくれるものです。

人気のフレームワークを習得し、必要に応じて使える状態にしておくことで、あなたのTypeScriptエンジニアとしての価値はより高まることでしょう。

また、TypeScriptの環境構築の方法や簡単なWebアプリケーション作成について解説しているので、こちらも参考にしてください。

【TypeScript入門】環境構築から簡単なアプリ開発と学習法と動画も紹介