Webデザインを考えるときに考慮したい3つの視点
「良いWebデザイン」と一口に言っても、見る人の感性でその評価は大きく変わってしまいます。
ほとんどのWebサイトは何かしらの目的をもって作成されていますが、必ずしも見た目の良さと効果が比例するとは限りません。
実際に、デザイナーがリニューアルしてから問い合わせが減ってしまったり、社長自身が出した修正指示で、デザインは野暮ったくなったけど、売り上げは上がったという例もよくあります。
「なんとなくしっくりこないんだけど、具体的にはなぜかわからない…。」
そんな時は、デザインを3つの要素に分けて考えてみてみましょう。
プレゼン力としてのデザイン
ぱっと見、かっこいいサイトでも、何が目的かわからないというデザインではよいWebデザインとは言えないでしょう。
アピールしたい部分やコンバージョンにつながる部分のメリハリをつけることがデザインの重要な要素になります。
そんな「プレゼン力のあるデザインを理解するためにおすすめな書籍が『プレゼンテーションzen』。
今ではかなり有名になったプレゼンテーション資料の作り方や方法についての書籍ですが、プレゼン力のあるWebデザインを作るために役に立つ要素も満載です。
使いやすさ・わかりやすさとしてのデザイン
UI(ユーザーインターフェース)としての使いやすさもデザインの重要な要素です。
メニューがわかりにくかったり、スクロールや遷移が必要以上に多いサイトだと、見たいコンテンツにたどり着く前に疲れてしまいます。
WebサイトでUIの改善をする場合、訪問したユーザーのクリックした個所などがわかるヒートマップツールを使うもよいでしょう。
アクセスが少ない場合は無料版があるhttp://www.ptengine.jp/、海外の低価格なものであれば、http://www.crazyegg.com/ などがおすすめです。
UIの重要性はWebだけでなく、コンビニにある銀行のATMや駅の切符販売機などは、10代から80代以上とあらゆる人が使用するため、徹底的にUIテストが行われています。
最近、注目されているMaterial Designなどの流れを考えると、Webサイト以外のUIも参考になるのではと思います。
見た目の良さとしてのデザインは実際の画面で
もちろん、UIやプレゼン力とともに、見た目としてのデザインも重要です。
その際に気を付けたいのは実際のブラウザで見ること。
最近のブラウザは、多機能になっているため、画面上部のメニューやアイコンがあることで、紙やパワ―ポイント、画像表示ソフトで見るのとは違って見えることがあるので注意しましょう。
いかがだったでしょうか?
デザインを因数分解することで、制作時のミスリードが少なくなったり、リニューアルの効果をUPすることができますので、参考になれば幸いです。