これはすごい!WordPress公式プラグイン「Jetpack」全34機能レビュー

「Jetpack」というプラグインをご存知ですか?

「Jetpack」はWordpressが公式で提供しているプラグインで、サイト構築を楽にするものから、サーバなどの負荷軽減、運用時のお役立ちツールまで、34個もの機能をひとつにしたプラグインです。

http://jetpack.me/

公式のプラグインということもあり、すでに多くのサイトやブログで紹介されていますが、全機能について、改めてチェックしてみました。

WordPress.comのアカウントを取得しないと使えない機能もあるため、無料のアカウント登録をおすすめします。

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目次

「設定」

Jetpackの「設定」から使用する機能を選択し有効化しましょう。

Jetpackの各機能は、Jetpackメニューの子メニューではなく、サイドのメニューバー内の場所に機能単位で表示されますので、気をつけましょう。

1.サイトアイコン

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サイトのfavicon・モバイルアイコン・Windows 8上のタイルに使う画像を設定する事ができます。
ソースコードをいじらずに変更できるので便利です。
画像を切り抜く事もできるので、事前に加工しておかなくても大丈夫です。

2.Custom Content Types

WordPress既存の投稿、固定ページの他に「ポートフォリオ」というカスタム投稿ができるようになります。
しかし、カスタム投稿の名前や設定の変更はできないなど、あまり汎用性はありません。

カスタム投稿タイプを使いたい場合は、「Custom Post Type UI」というプラグインを使うのがおすすめです。

3.Site Verification

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Google・Bing・Pinterestの外部サービスと紐づける際に必要なmetaタグを自動的に生成してくれます。
ソースコードいじらずにIDなどを入力するだけでタグを生成してくれるので、Googleウェブマスターツール等を使う際に便利です。

4.関連記事

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投稿の下に関連記事が自動的に表示されるようになります。
「設定」→「表示設定」で見出しや、サムネイル画像の表示/非表示を選択する事ができます。
関連記事は自動的に選ばれます。自分で設定したい場合には、他のプラグインを使いましょう。

5.Markdown

エディタにMarkdown記法が有効化されます。
日頃から使っている人はには、便利と思われます。

Markdown記法については以下のサイトなどを参考にしてください。

http://kojika17.com/2013/01/starting-markdown.html

6.Monitor

サイトがなんらかのバグで表示されなくなった場合に、メールで通知してくれる機能です。
これによっていち早く対応する事が可能になります。

7.Jetpack シングルサインオン

WordPress.comのアカウントでログインできるようになります。
アカウント管理が便利になりますが、情報が漏れると1度に複数のサイトが危険にさらされる事になりますので
使うときは、十分注意が必要です。

8.Videopress

Viedeopressの機能が使えるようになります。
youtube等の動画をサイトにきれいに埋め込むサービスですが年会費が6000円かかります。

9.Widget Visibility

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このウィジェットは投稿ページのみで表示するというように、ウィジェットの表示/非表示をページごとに制御する事が可能になります。
プログラムで制御する必要がなくなり非常に便利です。

10.一括検索

投稿 固定ページ コメント メディア プラグイン フィードバックでの検索が
まとめてできる検索フォームを使えるようになります。
検索結果も見やすいですが、そんなに使うタイミングはないかと思われます。

11.いいね

ここでの「いいね」は、Wordpress.comでの「いいね」機能になります。
日本ではWordpress.com利用者はほとんどいないと思われますので、重要度はあまり高くなさそうです。

12.タイルギャラリー

画像をマガジン風のモザイクレイアウトで表示するウィジェットが使えるようになります。
簡単におしゃれなレイアウトが実現できるので、サイトが一気にリッチになりますが、cssを扱える人は自分で作った方が、変更や修正を加えやすいと覆います。

13.無限スクロール

無限スクロールが有効になります。
Wordpressデフォルトのテーマファイルは自動的に対応しますが、独自のテーマファイルで有効にする場合には、テーマファイルをカスタマイズする必要がありますので、実装のハードルは結構高いです。

http://jetpack.me/support/infinite-scroll/

14.メール投稿

メールで記事が投稿できるようになります。

本文はメール本文。
カテゴリーなどもショートコードで簡単に設定できます。

詳しいメールの書き方はこちらをご覧ください。

http://jetpack.me/support/post-by-email/

15.パブリサイズ共有

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WordPressの記事が投稿されたら、紐づけたSNSアカウントのタイムラインに更新情報が表示されるようになります。

16.Photon

画像をキャッシュ化して、サイトの表示速度を高めてくれます。
SEO的にも重要な表示スピードが上がるので、非常に有効的です。利用するにはWordpress.comのアカウントが必要になります。

17.通知

投稿にWordpress.comアカウントからのいいねやコメントがついた際にダッシュボードの右上に通知がくるようになります。
デフォルトのダッシュボードでもコメントの確認はできるので、あまり必要性は感じられません。

18.json api

サイトに対して、OAuth2 認証システムおよび WordPress.com REST API が使えるようになります。
開発者はこれを使って、Webサービスやアプリなどを作る事ができます。

19.モバイル用テーマ

自動的にスマートフォン用サイトを作ってくれます。
しかし、元のテーマファイルとは全く異なるものが表示されますので、独自テーマの場合は、あまりおすすめはできません。

20.カスタムCSS

ダッシュボード上で、cssをオーバーライドできます。
急ぎの修正や微調整をしたいときに便利です。

21.カルーセル

大人気jqueryアニメーションのカルーセルをウィジェットに画像を埋め込むだけで設置する事ができます。

22.Jetpackコメント

サイトの読者がWordPress.com、Twitter、または Facebook でコメントできるようになります。
コメントしたいユーザーにはうれしい機能だと思われます。

23.コンタクトフォーム

投稿編集ページで、コンタクトフォームを設置する事ができるようになります。
フィールドの追加や削除、チェックボックスやラジオボタン等の設置も簡単にできますが、複数ページに設置する場合などはやはり「Contact form7」というプラグインの方が使いやすいです。

24.Subscriptions

読者用の購読ボタンを設置する事ができます。
有効化すると、ウィジェットができますので、それをつかって好きな箇所に設置する事ができます。

25.Enhanced Distribution

有効化すると、公開情報がwordpressが提供するapiの中に含まれるようになります。
例えば、誰かがそのapiを使って「Wordpressに多いブログ名TOP10」というランキングを作ったら、その情報の一部となるということです。
サイトに直接的な影響は有りませんので、お好みで設定するようにしましょう。

26.Extra Sidebar Widgets

twitterタイムラインやfacebooklikeboxなど様々な外部SNSのサービスを埋め込む事ができるようになります。
アカウント情報を入力し、ウィジェットで好きな位置に表示させます。

27.VaultPress

wordpressがバックアップをとってくれるようになります。

有料サービスですので、価格やプランはこちらを参照ください。

http://vaultpress.com/jetpack/

28.latex

数式を綺麗に書くlatexがエディタで有効化されます。

29.Gravatar ホバーカード

記事のコメント欄においてコメントしてくれた人のプロフィール画像にマウスを当てると、情報がホバーで表示されるようになります。

30.共有

投稿の下にSNS連携のボタンがつくようになります。
Twitter,facebookなどの共有ボタンを簡単に設置できます。
下図の様のにレイアウトをリアルタイムで確認しながら設定できるのがうれしいですね。

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31.スペル&文法チェック

エディタの中をスペルチェックしてくれるようになります。
Wordを使っている人にはおなじみの機能だと思います。

32.ショートコード埋め込み

youtubeやsoundcloudなどのURLをエディタにショートコードで埋め込めるようになります。

33.WordPress.com 統計情報

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googleアナリティクスのような統計情報を表示してくれるようになります。
PV数だけでなく、流入キーワードや参照元URLも取得できるなど、十分な情報を得る事ができます。Wordpress.comのアカウントが必要です。

34.WP.me 短縮 URL

WordPressの投稿の短縮URLを編集画面から簡単に取得できるようになります。
外部サービスを使う必要がなくなり、結構便利です。

 

と、プラグイン1つでこれだけの機能を持っています。

個人的には、以下の機能が特に使えるかなと感じました。

  • 1.サイトアイコン
  • 3.Site Verification
  • 4.関連記事
  • 9.Widget Visibility
  • 15.パブリサイズ共有
  • 16.Photon
  • 30.共有
  • 33.WordPress.com 統計情報

全体的にサイトアイコン、SNSウィジェットの埋め込みのようにテーマファイルへの追加機能が多くありますが、たくさんの機能を有効化すると、サイトが重くなってしまうこともあるので、表示速度も考慮にいれつつ、必要なものを選んで使っていくようにしましょう。