制作会社に依頼する前に知っておきたい!アクセス解析用語

わかりにくい横文字が飛び交うWeb業界の専門用語をそっとお教えするこのコーナー。
今回は、アクセス解析用語編です。

それでは、用語の説明に行ってみましょう。

目次

Google Analytics

GoogleAnalytics

ウェブサイトを分析するのになくてはならないツールが、Google Analytics(グーグル・アナリティクス)です。
ウェブページに所定のコードをコピー&ペーストするだけで、ウェブサイトのアクセスに関する様々なデータを取得できます。

取得できるデータは、後述する「ページビュー数」「セッション数」「(ユニーク)ユーザー数」「直帰率」「離脱率」など多岐に渡ります。
これらの数値を、「ユーザー」「集客」「行動」といった異なる観点から切り取ることで、サイト改善に有用なデータを抽出するのです。

例えば「ユーザー」ではアクセスしてきたユーザーの属性を割り出すことができます。
閲覧デバイス(PC/スマートフォン/タブレット)や閲覧ブラウザ(Safari/Chrome/Internet Explorer...)、居住地域などごとに、アクセス数を得られます。
「集客」では、サイトにどこからアクセスしてきたか、ということに焦点が当てられ、検索エンジン経由/SNS経由/広告経由、などの数字が得られます。
「行動」では、ウェブサイト内でどのページから入ってどのページから出たかというページ単位の情報のほか、リンクのクリック数やサイト内検索の利用状況なども分かります。

それ以外に、現在リアルタイムでどういうアクセスがあるか(「リアルタイム」)、お問い合わせや資料請求など目標値を設定して、その目標が達成されたアクセスはどういうものか(「コンバージョン」)、なども確認できます。

様々なデータを組み合わせて、サイト改善に役立てることができます。

アナリティクスのデータ

ページビュー

ページビュー(PV)はウェブサイト内で閲覧されたページの合計です。
同じ人が同じページを繰り返し見ても、それぞれカウントされます。

セッション

セッションはしばしば「サイトへの訪問」とも言い換えられます。
例えばAさんがサイトに訪れて、5ページを閲覧し、出て行った場合、
セッションは1ですが、ページビューは5とカウントされます。

セッションの区切り時間は30分で、サイトを訪れて30分以内に何も操作しないと「セッションが終了」します。
同じユーザーが朝と晩に2開催とを訪れると、セッションも2とカウントされます。

ユニークユーザー

ユニークユーザー(UU)は、一定期間内にサイトに訪れたユーザー数です。
指定期間が1日の場合、Aさんが朝、昼、晩とサイトを訪れると、
セッションは3、ユニークユーザーは1となります。

直帰率

直帰率とは、サイトを訪れて、1ページ目のみ見てサイトを離れたユーザーの割合です。
サイトのデザインや情報設計を改善するのに重要な指標となります。
基本的にウェブサイトは1ページのみの閲覧で終わるのではなく、リンクを辿ってサイト内を回遊してもらう方がいいので、
直帰率を低くするために様々な対策をとります。

また、直帰率が低いページがあれば、なぜ低いのか、どのページヘ進んでいるのか、といった分析をするのが有効です。

離脱率

離脱率は、対象ページあるいはディレクトリで、サイトを離れたユーザーの割合です。
直帰率と違い、サイトを回遊して、対象ページで目的を達成して離れる、ということもあるので、
数値の大小でどちらがいい、ということは一概には言えません。

ユーザーが、こちらの設計通りにサイトを回遊し、狙い通りのページで終わっているか、というシナリオを確認するのにも役立ちます。
想定外のページで離脱率が高い場合は、改善の必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
アクセス解析には、他にも様々な指標があります。
大切なのは、サイトの目標を定め、その目標を達成するために必要なデータを効率的に抽出することです。
データの海に溺れないためにも、目標に応じたアクセス解析を行いましょう。