この記事の要点
- OneNoteで同期ができない原因は様々である
- ネットワーク環境やデバイスの空き容量、最新バージョンに更新されているかなどを確認しよう
- OneNoteは通信環境が良い場所で利用しよう
OneNoteはMicrosoftが提供しているアプリの一つです。
※OneNoteについて詳しく解説した記事はこちら
基本的に文書の作成やメモで使うことが多く、第三者とファイルを共有なども可能です。
しかし、実際にOneNoteを使う中で、同期ができなくなるなどのトラブルを経験したことがある人も多いのではないでしょうか。
本記事では、OneNoteで同期できない時の対処法について詳しく解説していきます。
目次
OneNoteが同期できない主な原因
OneNoteは作成した文書やメモ、スクショした図などをOneDriveなどのクラウドサービスに同期することが可能です。
同期することで他のユーザーとファイルやデータを連携できるようになります。
OneNoteはクロスプラットフォーム設計であるため、OneDriveに同期させようとしてもスムーズに反映されない、同期できないといった事象が度々発生します。
OneNoteで正しく同期できない原因としては、以下のようなケースがあります。
- ネットワーク回線、サーバーの問題
- OneNoteのバージョンが古い
- 複数人で利用したため、同期データが衝突してページが破損してしまう
- 空き容量が少ない
- サービス自体が利用できない
OneNoteが同期できないときの対処法3つ
ここではOneNoteが同期できないときの対処法について解説していきます。
OneNoteのバージョンが古い場合
OneNoteのバージョンが古くて同期できない場合は、最新バージョンに更新することで同期できるようになります。
以下の手順で行ってください。
①Windows10の「スタート」をクリックする。
②「Microsoft Store」を選択する。
③左下の「ライブラリ」をクリックする。
④「更新プログラムを取得する」をクリックする。
更新が完了したら、OneNoteを再起動して最新バージョンに更新されたかを確認してみてください。
手動でノートブックを同期させる方法
複数人で利用している際に一部のユーザーが同期できない事象が度々発生しますが、その時は手動でノートブックを同期させることが可能です。
以下の手順で行ってみてください。
①OneNoteを起動して左上の「ファイル」をクリックする。
②「情報」をクリックする
③「同期状態の表示」をクリックする。
④「共有ノートブックの同期」で「今すぐ同期」をクリックする、
以上の方法でノートの同期が可能です。
自動で同期されない場合はこの手順で手動での同期を試してください。
ストレージの空き容量を確認する方法
ストレージの空き容量が少なくてOneNoteが同期できないということもよくあります。
「0xE00015E0」というエラーコードが表示された場合は、デバイスの容量不足か過剰に同期されていることを意味しています。
解決策は「ファイルを最適化する」「不要なバックアップファイルの削除」のどちらかになります。
ファイルを最適化する方法
①OneNoteを開いて、「ファイル」→「オプション」を選択する。
②「保存とバックアップ」→「ファイルの最適化」にある「すべてのファイルを最適化」をクリックする。
※処理に時間がかかる場合もあります。
続いて不要なバックアップファイルを削除するやり方についても解説します。
不要なバックアップファイルを削除する方法
①「Windowsマーク」+「R」を同時に押して「ファイル名を指定して実行」のダイアログを開きます。
②「%localappdata%\Microsoft\OneNote\」を入力して「OK」をクリックします。
たとえばOneNote 2016をダウンロードした場合は「16.0」というフォルダがあります。
フォルダの中身を開いたら、「バックアップ」の中にあるファイルを確認して削除していきます。
OneNoteの同期トラブルを防ぐ方法
OneNoteの同期トラブルを未然に防ぐ方法について解説します。
同期エラーが多いページのバックアップを作成する
共同編集の機会が増えてコンテンツ量も増えてくると、同期エラーの事象が多く発生してしまいます。
また同期エラーが多いページの場合、ページ内部にエラーが発生するコンテンツが含まれている可能性が高いです。
同期エラーが多いページを把握している場合は、事前にページのバックアップを作成しておきましょう。
通信環境が良い場所でOneNoteを利用する
OneNoteで共同作業を行うのは非常に便利ですが、複数人での作業を継続しているとコンテンツ量・通信料も増加します。
複数人で共同編集を行った場合の処理は、更新した順番で処理される仕組みです。
先の処理が完了しなければ次の処理に進めずに、どんどん積み重なる状態になります。
処理を早めるための対策方法として、通信環境が良い場所でOneNoteを利用することが最善だと言えます。
まとめ
今回は、OneNoteで同期できない時の対処法について解説しました。
OneNoteで同期できない原因はOneNoteのバージョンが古いことや空き容量の問題、複数人での利用によるデータの衝突など様々です。
スムーズに同期できない時は、自身が利用しているネットワーク環境の確認や最新バージョンになっているかなどから確認してみてください。
また同期エラーが多い場合、事前にバックアップを取得しておきましょう。
OneNoteの同期がうまくいかないときは、この記事の対処法を参考にしてみてください。
そして、OneNoteのファイルを第三者と共有することで、さらに便利にOneNoteを利用することが可能です。
OneNoteでのファイル共有やPDF化の方法、ファイル共有の際の注意点については、こちらの記事を参考にしてください。
また、OneNote for Windows 10は2022年中に終了予定となっております。
OneNoteへの移行方法はこちらを参考にしてください。
また、WEBブラウザで使えるメモ帳はOneNoteだけでなく、たくさんの種類があります。
それぞれのメモ帳に機能が優れているポイントがあり、自分に合ったメモ帳を探すのも楽しいかもしれません。