OneNote for Windows 10は2022年中に終了予定!OneNoteへの移行方法は?

この記事の要点

  • OneNote for Windows 10が廃止されて、OneNoteへの一本化が今後進められる
  • 移行期間にはOneNote for Windows 10ユーザー宛に招待状が届く
  • OneNote for Windows 10のユーザーは、遅くとも2025年10月までに移行しておこう

Microsoftが提供している「OneNote」は、メモや文章の作成などを気軽に行える人気アプリの一つです。

現在提供されているOneNoteのバージョンは「OneNote」または「OneNote for Windows 10」ですが、今後OneNote for Windows 10が廃止されて、OneNoteへの一本化が進められます

本記事では、OneNote for Windows 10からOneNoteへの移行方法について、詳しく解説していきます。

これまでのOneNoteは3つあった

現在のOneNoteは下記の3種類です。

  • Office版OneNote
  • 無料版OneNote
  • OneNote for Windows 10

Office版OneNote

Office版OneNoteはOffice(Word、Excel、PowerPointなどをまとめたパッケージ)と一緒にインストールされます。

今後はこのOffice版のOneNoteが主流となります

OneNoteについて詳しく知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。

OneNote(ワンノート)とは?使い方や仕事に役立てる方法まとめ

無料版OneNote

無料版OneNoteは、もともとOffice2016に含まれており、「OneNote2016」という名称でした。

しかし後に無料化が進められて、OneNote2016は誰でも自由にダウンロードすることが可能になりました。

現在はOneNote2016ではなく、シンプルに「OneNote」と呼ばれていることが多いです。

OneNote for Windows 10

OneNote for Windows 10は、Windows 10が搭載している端末にプリインストールされています。

定期的に更新を行っているため、機能やセキュリティを常に最新の状態で使用できるメリットがあります。

OneNote for Windows 10は終了予定

2021年8月にMicrosoftがWindowsのOneNoteをアップデートするという発表を行いました。

発表の内容は「OneNote for Windows 10」を廃止して、徐々に「OneNote」への一本化を進めていくというものでした。

現状、OneNote for Windows 10とOneNoteは、UIの違いやOneNote for Windows 10にのみ搭載している機能があります。

したがって、それぞれアップデート作業を適宜行いながら、OneNoteにOneNote for Windows 10の機能等を追加していく形で一本化を行っていく予定です。

OneNote for Windows 10の終了に伴い、OneNote for Windows 10を使ってきたユーザーは「どのように移行すればよいのか」この点について非常に気になるのではないでしょうか。

次の章で詳しく解説していきます。

OneNote for Windows 10からOneNoteへの移行方法

「OneNote」への一本化に伴い、2022年後半からOneNote for Windows 10のユーザーにはOneNoteへの移行を施すメッセージが表示されるようになります。

また、移行期間に入った時にアプリ内でOneNoteへの招待状が届きます

OneNote for Windows 10からOneNoteへ移行する際には、招待状の内容に沿って移行作業を進めていくやり方が1番確実です。

ちなみにWindows 10のサポートは2025年10月までとなっています。

OneNote for Windows 10のユーザーは、遅くともサポート終了期間までにはOneNoteへの移行を済ませるようにお勧めしているとのことです。

今回「Office版OneNote」への一本化を進めるということですが、もともとはWindows 10版がリリースされた際にはOffice版を終了するという計画があったそうです。

しかし2019年にその計画を撤回して、Windows 10版ではなくOffice版のOneNoteが生き残るという形になりました。

他のメモアプリ、ノートアプリをご紹介

OneNoteへの一本化が進められるため、OneNote for Windows 10はあと3年弱で使えなくなります。

ここではOneNote for Windows 10ユーザー向けに、別のメモアプリ・ノートをご紹介します。

Evernote

OneNote for Windows 10は2022年中に終了予定!OneNoteへの移行方法は?Evernote

Evernote

はじめに紹介するのが、「Evernote」です。

Evernoteはノート機能だけではなく、タスク管理やスケジュール管理、スキャン機能など多彩な機能を搭載している点が魅力です。

また、Googleカレンダーと連携させることでスケジュールとメモを同時に管理できます。

パソコン・スマホとの同期の自動で行えるため、テレワークや外出する機会が多い仕事をしている方に最適です。

Evernoteの機能やプラン等については、こちらの記事で詳しく解説しています。

Evernoteとは?ブラウザでも使える?デメリットやプランの違いまとめ

また、OneNoteとEvernoteの違いを知りたい方は、こちらの記事も参考になります。

OnenoteとEvernote比較まとめ【それぞれおすすめな方の特徴も紹介】

Stock

OneNote for Windows 10は2022年中に終了予定!OneNoteへの移行方法は?Stock

Stock

次に紹介するのは、「Stock」です。

Stockは、ノート・メモだけではなく、メッセージ機能を搭載している点が特徴です。

ノート機能やタスク管理、メッセージ機能、社外メンバーとの連携機能などチームの情報共有に最適なメモアプリだと言えるでしょう。

Google Keep

OneNote for Windows 10は2022年中に終了予定!OneNoteへの移行方法は?GoogleKeep

Google Keep

続いて紹介するのは「Google Keep」です。

Google Keepは、手書きや音声入力、画像・テキストなど多彩なメモ方法を選択できる点が大きな魅力です。

自身が行いやすい方法で即座にメモすることが可能です。

Google Keepのリマインダー機能には「場所」の設定が可能です。

位置情報に基づいて設定した場所に到着したらタスクをお知らせする仕組みになっています。

またシンプルなデザインで直感的な操作が可能な点も人気の要因です。

高速メモ帳

OneNote for Windows 10は2022年中に終了予定!OneNoteへの移行方法は?高速メモ帳

高速メモ帳

次に紹介するのは、「高速メモ帳」です。

高速メモ帳は、その名の通りでメモ帳が数秒で起動します。

忘れたくない内容や思いついたアイデアを即座にメモしたい時などに非常に便利です。

高速メモ帳は、自動保存機能が搭載しているため保存忘れの心配がありません。

またフォルダ別にメモを管理する機能やリマインダー機能も搭載しています。

スピーディーにメモを取りたいと考えている方に特におすすめです。

そのほかにもおすすめなブラウザメモについては、こちらを参考にしてください。

【最新版】Webブラウザで使えるおすすめのブラウザメモ帳7選

まとめ

Windows 10のサポートは2025年10月までとなっています。

OneNote for Windows 10のユーザーは遅くともサポート終了期間までにOneNoteへの移行を行う必要があります。

OneNote for Windows 10ユーザーは、移行期間に入った時にアプリ内でOneNoteへの招待状を受けることができます。

招待状からOneNoteへの移行を行っていきましょう。

また、OneNoteを使用し文書やメモの作成を行う中で、第三者とファイルを共有することもあるかと思います。

OneNoteでファイルを共有する方法や、PDF化する方法はこちらの記事で解説していますので参考にしてください。

OneNoteでファイルを共有する方法【作成したノートをPDF化する手順とは?】

実際にOneNoteを使用し、同期ができなくなるなどのトラブルを経験したことがある人も多いかと思います。

その際の対処法はこちらの記事を参考にしてください。

OneNoteで同期できない?3つの対処法と原因や防ぐ方法