この記事の要点
- pool sketchは会員登録やログインが不要な、ブラウザで使用できるメモ帳サービス
- 自分でURLを作成して複数の人に共有するだけで、全員がメモを閲覧・編集が可能
- セキュリティ面で不安があるため、URLを複雑にして共有の仕方も工夫するなど注意が必要
以前、Webブラウザで使えるおすすめのブラウザメモ帳7選のうちの1つとしてpool sketchを紹介していました。
pool sketchは、簡単なアクションでメモや掲示板を作成できるオンラインのメモサービスです。
ブラウザ上で使用できるので、通勤・通学中でもさっとメモを書き留めることができます。
またパソコンにアプリをインストールしなくても使用できるので、セキュリティに厳しい会社でも使用しやすいでしょう。
この記事では、pool sketchの使い方と注意が必要なポイントについてお伝えします。
目次
pool sketchとは
数あるメモやノートのデジタルアプリの中でも、pool sketchはお手軽でシンプルという点で魅力のあるサービスです。
pool sketchの特徴
pool sketchは以下の特徴があります。
- パソコンにインストール不要なクラウド型
- 会員登録・ログインが不要
- 完全無料で使える
- URLを共有するだけで、誰でも閲覧や編集ができる
- パソコンのほかスマホ(iPhone・Android)にも対応
使い道の例
pool sketchの特性を活かすには、どんな用途が向いているのかをご紹介します。
アイデアのストックやブログの下書き
思いついた時にすぐメモができるため、アイディアを書き溜めておくのに便利でしょう。
ちょっとした隙間時間で文章を書く作業もできます。
一時的・使い捨ての掲示板
旅行へ行くメンバー間での情報共有やイベントの企画相談など、大勢で意見を出しあい情報を共有したい場合にも便利です。
URLを伝えるだけなので、突発的な掲示板として役立ちます。
ITリテラシーの低い人への情報共有
パソコンやスマホの使用に慣れていない人でも、URLをクリックするだけで簡単にメモを見ることができます。
いざという時の連絡ツールとしての利用にも使えるでしょう。
pool sketchでメモを作成する方法
pool sketchでメモの作成と編集、共有のやり方をご紹介します。
メモページを作る
メモページの作り方は、pool sketchのサイトで作る方法と、直接URLを打ち込む方法があります。
pool sketchのサイトでメモページを作成
pool sketchのサイトへ飛び、フォームに入力して作成します。
サイト内「使い方」の2つ目の項目に、任意のIDを入力するフォームがあるので、お好きな6文字以上200文字以内の半角英数を入力して「移動」を押します。
直接メモページを作成
pool sketchのサイトのフォームを利用しなくても、ブラウザのアドレスバーへ直接入力して作成することも可能です。
http://plsk.net/の後ろに、お好きな6文字以上200文字以内の半角英数字を入れ、リターンを押します。
メモページを閲覧・編集する
作成したメモページは、URLを入力することでいつでも閲覧・編集が可能です。
メモページを初めて作成した時
pool sketchで作成した新規のメモページへ移動すると、画面に文字を入力できるボックスが表示されます。
ボックス内を編集したら、最後にボックスの下にある「編集する」ボタンを押すことで保存されます。
このページに再度アクセスできるように、お気に入りに登録したりURLを控えたりしておきましょう。
2回目以降アクセスする時
初回に作成したページのアドレスを入力することで、メモを残したページを閲覧することができます。
2回目以降は編集するボックスではなくメモが表示されています。
再編集したい場合は、テキスト上をクリックするか「編集する」ボタンを押しましょう。
メモを共有する
作成したメモページのURLを共有したい人に伝えるだけで、誰でもメモページの閲覧・編集ができます。
登録やログイン、権限の設定などのわずらわしい手順が一切ありません。
pool sketchでメモを作成するときの注意点
誰でも簡単にアクセスできるためセキュリティ面に不安があります。
以下の内容に注意して使用しましょう。
URLの取り扱いに注意が必要
メモの内容に気をつけ、URLの伝え方にも注意を払いましょう。
大事なメモは残さない
知らない第三者が適当なURLを入力し、偶然合致して表示されることも考えられます。
仕事やプライベートな情報の共有には使用しない方が安全でしょう。
複雑なURLで対処
偶然誰かにURLを知られて見られないように、任意のID部分は複雑にしましょう。
200文字まで設定できるので、長めのURLにすると安心です。
URLを人に教える時のおすすめ方法
メール送信先を間違ってしまい、別の人にURLを送ってしまう危険性もあります。
そのようなミスを防止するには、1度のメールでURLを全て伝えないようにして、2回にわけて送付する方法がおすすめです。
例えば、1回目のメールで前半のURL「http://plsk.net/」を伝え、2回目のメールで後半のID部分を伝えるとよいでしょう。
共有すると上書きされてしまうことがある
複数の人と利用する場合、偶然同じタイミングで編集をする可能性もあります。
編集時間が長くなる場合は、その間に誰かが更新していたら、内容を上書きしてしまうことになります。
防止策としては、編集が終わったらいったん全文をコピーしておき、内容を更新する前にブラウザのページの再読み込みをするとよいでしょう。
誰も編集していないことが確認できたら、コピーしておいたものをペーストして内容の更新をしましょう。
最終書き込みから100日を過ぎると消去される場合がある
作成したメモは永久に保存されません。
最終書き込み日から100日を経過すると、消去される可能性があるので、残したいメモは別の場所にバックアップをとりましょう。
まとめ
pool sketchは、隙間時間や職場でのお昼休みなどに、ブログなどの副業に取り組むにも便利なアプリです。
複数人で使用する場合でも、ログが流れていかず修正もできるので、LINEやTwitterなどのSNSとは違う使い方ができます。
セキュリティ面で注意をすればとても便利なツールなので、作業やコミュニケーションの効率化にぜひお役立てください。
また、pool sketch以外にも様々なメモアプリがあり、自由なレイアウトでまとめられるものや、タグで管理するものなど、メモアプリによってそれぞれ特徴が違います。
自分に合ったメモアプリを見つけられると、より便利になるかもしれませんね。