- 「RechargeSubscriptions」は商品を定期的に配信する定期購入モデルを簡単に作成できるアプリ
- アプリを導入するには、プランの設定・商品の追加・提供方法・割引率・注文間隔の5つの項目を決めるだけで簡単に導入できる
- 他のShopifyアプリと連携することで定期購読プロセスが管理しやすくなる
「RechargeSubscriptions(リチャージ サブスクリプション)」は、商品に合わせた定期購読モデルを簡単に作成することができるShopifyアプリの一つです。
また、他のShopifyアプリと連携することで、データ分析や業務効率化を図ることができます。
今回は、RechargeSubscriptionsの機能や特徴、アプリの導入手順と連携可能なアプリについて紹介します。
ShopifyのアプリRechargeSubscriptionsとは
RechargeSubscriptionsの機能
RechargeSubscriptionsは、Shopifyストアで定期購読サービスを提供するためのアプリです。
導入することによって、商品を定期的に配信するサブスクリプションモデルを簡単に構築することができます。
RechargeSubscriptionsを使用すると、主に以下の機能が利用できます。
- 定期購読モデルの作成
- 定期購読商品の注文管理
- 顧客の定期購読管理
- 購読状況の分析機能
RechargeSubscriptionsの特徴とメリット
RechargeSubscriptionsの特徴やメリットとしては、以下が挙げられます。
- インストールとセットアップが簡単
- カスタマイズ可能な定期購読モデルを作成できる
- 専用の管理画面から情報を一括管理できる
インストールとセットアップが簡単
アプリの導入からセットアップが簡単な点が挙げられます。
RechargeSubscriptionsのセットアップ画面は、すべて英語で表記されています。
英語に精通している方や慣れている方でしたら特に問題はありませんが、苦手意識がある方にとってはハードルが高く感じることがあります。
しかし、RechargeSubscriptionsのセットアップは基本クリック操作のみで、かつ感覚的に設定することができるため、苦手意識がある方でも手軽に導入することができます。
カスタマイズ可能な定期購読モデルを作成できる
RechargeSubscriptionsは、独自の定期購読モデルを作成することができます。
配送間隔や数量、割引率など、各プランに異なる条件を設定することができるため、商品に応じて定期購読モデルや単品販売と掛け合わせた複合モデルを作成することができます。
専用の管理画面から情報を一括管理できる
RechargeSubscriptionsは、専用の管理画面から定期購読の情報確認や各設定を行うことができます。
専用の管理画面によって一元管理ができ、情報の一貫性や整合性を維持することができます。
また、情報が一箇所に集約されることにより、データの分析がしやすくなるため、傾向や特徴を正確に把握して適切な対応を行うことができます。
RechargeSubscriptionsの料金体系は3種類
RechargeSubscriptionsの料金体系は、以下の3種類となります。
なお、このアプリは30日間の無料体験期間が設けられているため、各プランを体験することができます。
プラン名 | 月額料金 | 取引手数料 |
STANDARD | $99 | 1.25% + 19¢ per transaction |
PRO | $499 | 1% + 19¢ per transaction |
CUSTOM | カスタム | カスタム |
STANDARDプランで、基本的な機能はすべて使用することができます。
PROプランでは、STANDARDプランの機能に加えて、より強化された分析機能やカスタムドメイン機能などが利用できます。
CUSTOMプランは、完全オーダーメイドとなるため、月額料金や取引手数料はカスタマイズする機能によって変わります。
RechargeSubscriptionsのインストール〜初期設定方法
RechargeSubscriptionsのインストールと初期設定方法について紹介します。
RechargeSubscriptionsのインストール
https://apps.shopify.com/subscription-payments?locale=ja
Shopifyアプリストアより「RechargeSubscriptions」を検索し、アプリページの「アプリを追加する」ボタンをクリックしてインストールします。
RechargeSubscriptionsの初期設定方法
アプリをインストールすると、料金プランを設定する画面が表示されます。
RechargeSubscriptionsは、有料アプリとなるため何れかのプランを選ぶ必要があります。
ただ、30日間の無料体験期間が設けられているため、期間中にアプリをアンインストールすれば料金はかかりません。
そのため、任意のプランを選んでいただいて問題ありません。
料金プランを選ぶと、最初の定期購読モデルを作成する画面が表示されます。
各セクションの英語表記は、以下のように解釈できます。
- Add a product into Recharge(Rechargeへ商品追加)
- How do you want to offer this subscription product? (定期購読商品の提供方法)
- Offer discount to subscribers? (定期購読者への割引提供)
- Frequency Options(注文頻度の設定)
Add a product into Recharge(Rechargeへ商品追加)
定期購読する商品を選びます。
「Add product」ボタンを押下すると、Shopifyストアに登録されている商品が一覧で表示されるため、任意の商品を選択します。
How do you want to offer this subscription product? (定期購読商品の提供方法)
定期購読商品の提供方法を選択します。
提供方法には、「One-time & Subscription」と「Subscription Only」があります。
One-time & Subscriptionは、1回限りの商品として購入するか、定期購読商品として購入するかを選択することができます。
Subscription Onlyは、定期購読商品としてのみ提供することができます。
Offer discount to subscribers? (定期購読者への割引提供)
定期購読者への割引率を設定することができます。
なお、こちらの設定は定期購読商品の提供方法が、「One-time & Subscription」の場合のみ適用されます。
Frequency Options(注文頻度の設定)
定期購読商品の注文間隔を設定します。
注文の間隔は日、週、月のいずれかで設定可能であり、具体的に何日後、何週間後、何ヶ月後に出荷するのかを指定することができます。
また、「Add frequency」をクリックすると、注文頻度のパターンを追加できます。ただし、パターンは最初に設定した注文間隔に依存します。
すべての入力を終えたら、次画面の「Publish」ボタンをクリックして、初期設定は完了です。
RechargeSubscriptionsの機能を補完してくれる連携可能アプリ一覧
RechargeSubscriptionsは、他のShopifyアプリと連携することができます。
他のアプリと連携することによって、プロセスの一部を自動化することができたり、データ分析の改善に利用したりと、Shopifyストアの定期購読プロセスを管理していくのに有用です。
2023年4月現在で連携可能なアプリは40種類以上あり、その中から以下のアプリを紹介します。
Bulk Actions by Recharge
RechargeSubscriptionsの公式が提供している、データ一括登録アプリ。
CSVファイルを使用して、定期購読販売に必要な商品情報、割引率、料金などのデータを一括登録することができます。
MailChimp
https://apps.shopify.com/mailchimp?locale=ja
アメリカのMailChimp社が開発したメールマーケティングに必要なさまざまな機能を備えたメール配信システムプラットフォーム。
RechargeSubscriptionsと連携することにより、定期購入アイテムのステータスがキャンセルに変更された場合、購入者の情報をMailChimpのリストにシームレスに追加することができます。
Zapier
https://apps.shopify.com/zapier?locale=ja
異なるWebサービスやアプリケーションを接続するための自動化ツール。
使用することによって様々なアプリケーションやサービス間で情報を共有したり、タスクを自動化したりすることができます。連携することによって、RechargeSubscriptionsで取得したデータをZapierが連携している各プラットフォームに共有して作業を自動化することができます。
まとめ
今回は、RechargeSubscriptionsの機能や特徴、アプリの導入手順と連携可能なアプリについて紹介してきました。
RechargeSubscriptionsは、定期購入モデルの商品を扱うストアにとって有用な手段であるといえます。
導入することによって、定期収益の安定化や顧客のロイヤルティの向上、リピート率の向上など多くの利点があります。
これから定期購入モデルの作成を検討されている方は、ぜひ活用してみてください。