集客率UP!ShopifyとLINE連携のメリットと『CRM PLUS on LINE』と『Lipify』の設定・インストール方法

集客率UP!ShopifyとLINE連携のメリットと『CRM PLUS on LINE』と『Lipify』の設定・インストール方法
この記事の要点
  • LINEを活用することで国内MAU9400万人以上のユーザーに対してセールス情報を発信できる
  • Shopifyにはない分析指標を活用することができるため、詳細なデータ分析ができる
  • Freeプランからアプリの全ての機能が利用できる

ShopifyとLINE連携をすることによって、多くのユーザーに購買意欲を高める発信をしたり、LINEを通じてのマーケティング施策を検討したりと、様々な活用方法があります。

今回は、ShopifyとLINEを連携するためのメリット、連携するためのアプリについて紹介します。

目次

ShopifyとLINE連携のメリット

ShopifyとLINE連携をするメリットとして、以下が挙げられます。

  • 国内MAU9400万人以上を誇るユーザー数
  • 高機能なメッセージ配信ができる
  • 購買意欲を高めるアプローチができる
  • データ分析からマーケティング施策を検討できる

国内MAU9400万人以上を誇るユーザー数

LINE株式会社が展開している『LINE Business Guide 2023年4月-9月期』によると、2022年12月末時点での国内のMAUは9,400万人以上で、日本人口の約7割以上の利用率となります

また、総務省が発表した『令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』では、10代から60代までの全年代のLINE利用率は90%を超過しているとのデータがあります。

Shopifyと連携することにより、年代を問わず多くのユーザーに対して情報発信することができます。

高機能なメッセージ配信ができる

LINE公式アカウントを用いることによって、より高度なメッセージ配信ができます。主に以下ができるようになります。

  • ユーザー属性を絞ったメッセージ配信
  • A/Bテストのメッセージ配信
  • Messaging APIを用いたメッセージ配信
  • リッチメニューを用いたメッセージ配信

個人アカウントにはない機能を用いることによって、ユーザーに様々なアプローチができます。

購買意欲を高めるアプローチができる

友だち登録したユーザーに対して、購買意欲を高めるためのアプローチとして、商品情報やキャンペーン情報の配信、限定クーポンの配信などユーザーの興味を引くようなイベントを実施することができます。

これにより、ユーザーの興味を引いて購買意欲を高めたり、新規顧客の獲得や既存顧客のリピート率を向上させたりすることができるようになります。

データ分析からマーケティング施策を検討できる

LINEの管理画面には分析機能があり、配信したメッセージの分析が容易にできます。

メッセージの配信数や開封率、クリックユーザーなどShopifyにはない分析指標を用いることで、より詳細なデータ分析ができます。

分析したデータをもとに、ストアへの導線を整理や売上に繋げていくためのキャンペーン施策を打ち出すことができます。

ShopifyとLINEの連携アプリ「CRM PLUS on LINE」と「Lipify」の違い

Shopifyのデフォルト機能にはLINE公式アカウントと連携する機能はありません。

連携するにはLINE連携アプリを用いることによって実現できます。

連携することによって、LINEを通じた販売促進や注文確認、新商品やキャンペーンのお知らせを配信することができます。

今回は「CRM PLUS on LINE」と「Lipify」をそれぞれ紹介します。

CRM PLUS on LINE

集客率UP!ShopifyとLINE連携のメリットと『CRM PLUS on LINE』と『Lipify』の設定・インストール方法_CRM PLUS on LINE

公式:https://crmplus.socialplus.jp/

ShopifyとLINE公式アカウントを連携するためのアプリです。

「CRM PLUS on LINE」を利用することにより、LINEのID連携やShopifyの顧客タグで絞り込んだユーザーへのメッセージ配信、カゴ落ち防止のためのメッセージ配信などを行えます。

また、Shopify Plusを契約しているストアは、実店舗・EC共通のデジタル会員証の発行や誕生日限定クーポンや店舗ごとの限定情報の配信、ソーシャルログインでの会員登録など幅広い機能を活用することができます。

Lipify

公式:https://lipify.jp/

ShopifyとLINEを連携することで、顧客セグメントに合わせて適切なメッセージを配信するアプリです。

Shopifyに登録された情報や購買情報をもとに、特定の属性や行動傾向に合うユーザーに対してメッセージ配信することによって、ユーザーにとって不必要な情報を減らし、価値のある情報だけを届けることができます。

また、LipifyはShopify POSと連携することができます

それにより、実店舗を訪問したユーザーのアカウント作成や、LINE上でオンラインストアと店舗共通の会員IDを発行することができます。

各アプリの料金プランは以下の通りです。

CRM PLUS on LINE

FreeEntryGrowthStandardProExpertAdvanced
(Shopify Plusのみ)
初期費用無料
月額費用無料$10$30$50$100$200~$200~
ID連携ユーザー数100人まで300人まで1,000人まで2,000人まで20,000人まで無制限無制限

Lipify

FreeStarterStandardBusinessPremiumPlus
初期費用無料
月額費用無料$9$27$45$90$180
ID連携ユーザー数120人まで350人まで1,100人まで2,200人まで11,000人まで無制限

料金体系としては、どちらのアプリも大きく変わりません。

Freeプランからアプリ内のすべての機能を使用することができるため、LINE IDの連携ユーザー数が選ぶべき一つの指標になるのではないでしょうか。

まずは公式アカウント作成から!ShopifyとLINEの連携方法

ShopifyとLINEの連携方法について解説します。

大まかな手順は以下の通りです。

  • LINE公式アカウントの作成
  • Messaging APIの設定
  • ShopifyアプリストアよりLINE連携アプリをインストール
  • LINE公式アカウントと連携

では、各手順を見ていきましょう。

LINE公式アカウントの作成

ShopifyとLINE連携させるためには「LINE公式アカウント」が必要です。

LINE公式アカウントのサービスページよりアカウントを作成できます。

LINE公式アカウントは無料で開設することができますが、運用を行なっていく中で友だちの人数が増えた場合や、メッセージの配信頻度を増やしたい場合は、有料プランに切り替えることで対応するこができます。

Messaging APIの設定

LINE公式アカウントを作成したら、Messaging APIの設定を行います。

Messaging APIとは、LINE公式アカウントに登録しているユーザーとのコミュニケーションをより便利にするためのAPIです。

Messaging APIを使用することによって、後述の各LINE連携アプリとShopifyを連携することができます。

ShopifyアプリストアよりLINE連携アプリをインストール

ShopifyアプリストアよりLINE連携アプリ(CRM PLUS on LINEもしくはLipify)をインストールします。

アプリのインストール自体は、他のアプリの追加と同じです。

LINE公式アカウントと連携

インストールしたアプリとLINE公式アカウントを連携します。

アプリによってLINE公式アカウントとの連携方法は異なりますので、それぞれ紹介します。

CRM PLUS on LINEの設定方法

「CRM PLUS on LINE」の場合、以下の設定を行う必要があります。

  • LINEログイン情報をCRM PLUS on LINEアプリに登録
  • 自動友だち追加の設定
  • Messaging APIチャネルの設定
LINEログイン情報をCRM PLUS on LINEアプリに登録

LINEログイン管理画面より、「チャネルID」と「チャネルシークレット」を取得して、CRM PLUS on LINEアプリ管理画面の「LINEログインチャネル設定」内に設定します。

同じ設定画面内にある「コールバックURL」をコピーし、LINEログインチャネルにある「LINEログイン設定」のコールバックURL入力欄に設定します。

自動友だち追加の設定

CRM PLUS on LINEアプリの管理画面にある、「自動友だち追加設定」からアプリの料金プランに合わせて表示方法を選択します。

Messaging APIチャネルの設定

LINEログイン管理画面のMessaging APIチャネルの「チャネル基本設定」タブより、「チャネルID」と「チャネルシークレット」を取得します。

CRM PLUS on LINEアプリ管理画面の「Messaging APIチャネル設定」にある、チャネルIDとチャネルシークレット入力欄に設定します。

Lipifyの設定方法

「Lipify」は、以下の設定を行う必要があります。

  • Messaging APIの情報をLipifyアプリに登録
  • LINEログイン情報をLipifyアプリに登録
Messaging APIの情報をLipifyアプリに登録

LINEログイン管理画面のMessaging APIチャネルの「チャネル基本設定」タブより、「チャネルID」と「チャネルシークレット」を取得します。

Messaging APIチャネルの「Messaging API設定」より、チャネルアクセストークンを取得します。

Lipifyの管理画面内のMessaging API設定の各設定欄に取得した値を設定します。

LINE公式アカウントにログインし、アカウントを選択します。

サイドメニューバーより、『友だちを増やす』> 『友だち追加ガイド』クリックします。

URLを作成」をクリックし、ポップアップ画面に表示されるURLをコピーします。

コピーした内容を、Lipifyの管理画面のMessaging API設定の「お友だち紹介用URL」に設定したら、「入力した内容を保存する」ボタンをクリックします。

保存が完了すると「Messaging API webhook URL」が表示されるため、URLをコピーします。

LINEログイン管理画面のMessaging APIチャネルの「Messaging API設定」をクリックし、「Webhook設定」欄にコピーしたURLを設定します。

設定後、Webhookの利用をオンにして登録完了です。

LINEログイン情報をLipifyアプリに登録

LINEログイン管理画面のLINEログインチャネルの「チャネル基本設定」より「チャネルID」、LINEログイン設定画面で「チャネルシークレット」を取得します。

Lipifyの管理画面のLINEログイン設定に、コピーした値をそれぞれ設定して保存します。

保存後、「LINEログイン コールバックURL」が表示されるため、URLをコピーしてLINEログインチャネルにある「LINEログイン設定」のコールバックURL入力欄に設定します。

LINEログイン管理画面のチャネル基本設定より、OpenID Connectのメールアドレス取得権限の申請ボタンをクリックします。申請の内容に従って入力を行い、『保存』をクリックします。

Lipify管理画面のトップページに「LINE連携登録設定済み OK」と表示されていれば設定は完了です。

まとめ

ShopifyとLINE連携のメリットとLINE連携アプリについて紹介しました。

LINEを活用することで、ストアの販売促進を向上させるだけでなく、新規顧客へのアプローチやマーケティング戦略の検討ができるため、よりビジネスを促進していくことができます。

LINE公式アカウントも今回紹介したアプリも全て無料プランが用意されているので、これを機会に導入を検討してみてはどうでしょう。

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