【Shopify初心者向け】klavyoって何?主な機能と使い方を解説

【Shopify初心者向け】klavyoって何?主な機能と使い方を解説
この記事の要点
  • klavyoはShopifyで人気のメールマーケティングアプリ
  • klavyoは顧客のアクションに対応した細やかなメール設定ができる
  • シーンに応じたメールを送信することで集客や売り上げアップにつながる

「Shopifyでメールマガジンを配信したい」という場合に役立つのが、Shopifyアプリklavyoです。
Klaviyoを利用すれば、Shopifyで顧客向けにメルマガを配信できるほか、シーンに応じてさまざまな配信設定やテンプレートを利用できます。

この記事では、Shopifyのメールマーケティングツールklavyoの主な機能や使い方を解説します。

目次

メールマーケティングアプリklavyoとは?

Shopifyは、ウェブサイトの知識などがなくても簡単にECサイトを開設できるサブスクリプション型のEコマースプラットフォームです。
必要な機能がデフォルトですべて揃っているうえ、機能を追加したければ豊富なアプリストアから欲しいものを選んで導入できます。

Shopifyでメールマーケティングを行いたい場合におススメのアプリが、「Klaviyo」です。すこしわかりにくい名称のようで、kraviyoやlklaviyoといったワード検索されているようですが、「Klaviyo(クラビヨ)」が正しい名称のようです。

Klaviyoってなに?

アプリ_klavyo

https://apps.shopify.com/klaviyo-email-marketing?locale=ja

Klaviyoは、メールマーケティングに特化したShopifyアプリです。世界で10万以上のユーザーが愛用し、2022年には140億ドルの収益を獲得した実績を持っています。
メールマガジン(メルマガ)配信機能セグメント分け豊富なテンプレートの提供など、多彩なメール機能でECサイトの売り上げアップに貢献します。

また、メールごとに配信数や開封率をトラッキングできる機能が付いており、詳細を分析することでコンテンツを継続的に改善できます。

どうしてKlaviyoが必要なの?

一般的に、メルマガ登録直後や初回購入時のタイミングでメールを配信すると、顧客のLTV(ライフタイムバリュー=「顧客生涯価値」)が高くなり、再購入の後押しをすると言われています。
このようにメールマーケティングは売り上げに直結するものであり、ShopifyでECサイトを開設したならぜひ導入しておきたい戦略の1つです。

一方で、Shopifyのデフォルト機能にはメルマガ配信がありません。そのためShopifyにメールマーケティングを導入したい場合には、アプリをインストールする必要があります。
メールマーケティングアプリにはさまざまなものがありますが、Klaviyoは利用者が多く、また初心者にも使いやすい仕様になっているため、特におすすめなのです。

klavyoはこんな人におすすめ!

メールマーケティングは、ECサイトの規模にかかわらず集客や売り上げアップに貢献する有益な手段です。
そのため、klavyoは大企業や中堅企業はもちろん、中小企業やフリーランス、個人事業主にも最適なShopifyアプリと言えます。

たとえば以下のような人には、特におすすめです。

  • 送信先を絞ってメルマガ配信を行いたい
  • 顧客向けに自動配信でメール送信したい
  • オシャレな見た目で人を惹きつけるメルマガを作りたい

klavyoを使うと何ができるの?

世界中で愛用されているklavyoの主な機能について見ていきます。

送信するメールは3種類から選べる

ニュースレターやメルマガの配信設定ができます。

klavyoで作成できるメールは

  • テキストのみ:テキストのみのメール
  • ドラッグ&ドロップ:ドラッグ&ドロップエディターでテンプレートを利用して作成するメール
  • HTML:HTMLを使用してコーディングを行って作成するメール

の3種類です。

ドラッグ&ドロップでテンプレートメールを送信できる

klavyoで送信できる3種類のメールのうち、おすすめはドラッグ&ドロップです。
豊富なテンプレートの中から好きなデザインを自由に選択でき、ドラッグ&ドロップの操作をパソコン画面上でするだけで簡単に本文の編集ができます

背景色や文字色、文字の太さやリンクの設定など細かく設定ができるので、Webの知識がなくても簡単にイメージ通りのメールを作れます。

送信前にプレビュー表示できる

klavyoの送信メールにはプレビュー機能が付いており、事前に実際のメールを確認できます
メールマーケティングでは見栄えも大切な要素なので、フォーマットが崩れていないか入念にチェックすることが大切です。

即時送信か日時指定送信かを選べる

メールの送信は、即時送信か日時指定送信かを選べるようになっています。
日時指定機能をうまく活用して定期メールを送信するだけでも、売り上げに大きく影響することがあります。積極的に活用していきましょう。

フローごとに異なるメールを配信できる

klavyoには、初回購入や商品レビュー、再購入など、顧客のアクションをトリガーとして自動送信される「フロー」と呼ばれる機能があります。
フローを設定することで、たとえば以下のようなメールを自動送信できます。

ウェルカムメール

ECサイトに登録したり、メルマガを登録した顧客向けに送信されるメールです。
顧客とのファーストコンタクトという意味で、エンゲージメントに重要な役割を果たします。

ブラウザ落ちメール

顧客がECサイトで商品を閲覧したものの、購入まで至らなかった状態をブラウザ落ちと言います。
ブラウザ落ちメールは、店頭で来店客に「この商品が人気ですよ、どうですか?」と声をかけるイメージ。商品の魅力を伝え、購入を後押しする役割を持っています。

あまりに頻繁に送ると逆効果になるので、顧客の購入行動をしっかり分析したうえで設定することをおすすめします。

カゴ落ちメール

顧客がECサイトで商品を閲覧し、カートに追加するところまで行ったものの、購入まで至っていない状態をカゴ落ちと言います。
「この商品いいな」と思ってカートに追加したまま忘れてしまう人も多く、カゴ落ちメールは顧客に自社商品を思い出してもらうリマインダーとしての役割があります。

購入サンクスメール

商品の購入が完了したタイミングで送信するメールです。
感謝の気持ちを個別で伝えることで、次の購買行動を喚起する役割があります。
数あるショップの中から自社サイトを選んでくれた顧客に対してお礼状を書くイメージで考えるとよいでしょう。

商品取り扱い説明メール

顧客が購入した商品に対して、適切な使用や維持の方法などを説明する内容のメールです。
組み立てや取り扱いが難しい商品に対しての問い合わせを減らし、カスタマーサービスの負荷軽減に役立ちます。
また顧客に適切なユーザー体験を案内することにより、リピート購入の可能性がアップします。

メールの開封率やクリック率を数値で確認できる

Klaviyoの特徴を語るうえで欠かせないのが、CDP(Customer Data Platform)機能です。
KlaviyoはもともとEC事業者を対象とした顧客データベースの構築・活用機能を提供していたサービスであり、顧客管理の面で他のアプリより優れた機能を有しています

管理画面では、顧客ごとのメール開封率やクリック率などの履歴はもちろん、Shopifyでの購入金額や購入回数なども同時に表示できます。
詳細の顧客情報を分析できるため、顧客に応じた細やかなメールマーケティングが可能になるのです。

初心者向けにわかりやすさを重視して解説してきました。
より詳細については公式サイトを参照してください。

公式:https://www.klaviyo.com/

klavyoの料金設定

さまざまな便利機能を有するklavyoですが、以下の条件であれば基本的に無料で利用できます

  • 連絡先が250件まで
  • 毎月送信するEメールが500件

連絡先が250件を超える場合は、連絡先数やメールの送信数に応じて料金が決まります。
たとえば、連絡先数が251件から500件で、毎月メール送信を5000件行いたい場合には、月$20の料金になっています(2023年1月現在)。

公式:https://www.klaviyo.com/pricing

まとめ

klavyoはShopifyでのECサイト運営における有益なメールマーケティングアプリです。
Shopifyでメールマーケティングを行えば、顧客のエンゲージメントを高め、集客や売り上げアップに貢献します。
メールマーケティングでklavyoを有効活用し、Shopifyで他にはないユーザー体験を提供していきましょう。

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